ビジュアル設定(Visuals)

ビジュアルに関する各種エフェクト、解像度、各種のディティールを設定します。

1.視覚効果(VISUAL FX)
視覚効果を設定します。
視覚効果(VISUAL FX)設定画面

Screen Dirt
設定項目 設定内容
Post-Processing Filters(後処理フィルタ) 後処理フィルターにより画像を最適化する設定です。後処理フィルタのを実行する場合は「On」を選択し、後処理フィルタを実行しない場合は「Off」を選択します。「On」「Off」により極端な画像の変化は見られませんが、「On」にすると若干ですが彩度とコントラストがハッキリします。
Lens Flare(レンズフレア) レンズフレアは極めて明るい光源がカメラのレンズ内で光が屈折する効果を表現します。「On」にするとレンズフレア効果が表現され「Off」でレンズフレア効果を使用しない設定になります。ただし、「Lens Flare」単独では効果は無く 「Sun Flare-Exterior」及び「Sun Flare-Interior」との組み合わせで効果が得られます。
Sun Flare-Exterior(車外の太陽フレア) 車外での太陽フレア効果を表現します。「Lens Flare」を「On」にしての組み合わせで効果が得られます。「Minimal」ではフレア効果は最小、「Subtle」フレア効果は微妙で「Full」でフレア効果をフルに表現します。「None」でフレア効果は無効になります。 車内では「Full」に設定してもフレア効果は機能しません。
Sun Flare-Interior(車内の太陽フレア) 車内での太陽フレア効果を表現します。「Lens Flare」を「On」にしての組み合わせで効果が得られます。「Minimal」ではフレア効果は最小、「Subtle」フレア効果は微妙で「Full」でフレア効果をフルに表現します。「None」でフレア効果は無効になります。 車外では「Full」に設定してもフレア効果は機能しません。
Bloom(明るい部分をぼかす) ブルーム効果の設定で、ブルーム効果とは画面上の明るい部分をぼかす効果です。「On」でブルーム効果を表現し「Off」ではブルーム効果を使用しない設定になります。
Heat Haze(かげろうの効果) 熱くなった路面やエンジンからの排熱で上がる熱気で空気がゆらゆらと揺れるかげろうの現象を表現します。「On」を選択するとかげろうの効果を表現し、「Off」を選択するとかげろうの効果は表現されません。
Global Specular Irradiance(全体鏡面反射効果) 全体鏡面反射の表現を設定します。エフェクトを使用する場合「On」、エフェクトを使用しない場合は「Off」を選択します。
Exposure Compensation(露出補正) 露出を補正し明るさを調整します。 0.10~2.00の範囲で設定します。数値を上げると明るくなります。
Rain Drops(雨粒のエフェクト) ウィンドウスクリーンを雨粒の流れる効果を表現します。エフェクトを使用する場合「Yes」、エフェクトを使用しない場合は「No」に設定します。
Vignette(視界の外側をぼかす) 視界の外側のぼやかしを表現します。エフェクトを使用する場合「Yes」、エフェクトを使用しない場合は「No」に設定します。
Crepuscular Rays(薄明光線) 雲の切れ目から太陽光が漏れる効果を表現します。エフェクトを使用する場合「Yes」、エフェクトを使用しない場合は「No」を選択します。
「No」を選択してもエフェクトの効果は有効のままで変化は見受けられませんでした。
Screen Dirt(画面の埃) 画面の埃を表現します。 エフェクトを使用する場合「Yes」、エフェクトを使用しない場合は「No」に設定します。
「Yes」にして20Lap走行しましたが車体はかなり汚れましたが車のウィンドウスクリーンには汚れはありませんでした。他のアングルからのビューでも汚れの効果は見受けられませんでした。車体の汚れは「No」でも変わりませんでした。

Post-Processing Filters 「On」 Post-Processing Filters 「Off」
「On」の方が彩度とコントラストが微妙に濃くなっています。左側の芝生の処理が右の画像よりハッキリしているのが判別できるかと思います。 「OFF」の方は彩度とコントラストが微妙に薄くなっています。左側の芝生の処理が左の画像より若干ですがハッキリしていません。

Sun Flare-Exterior「Full」& Bloom「Off」 Sun Flare-Interior「Full」& Bloom「Off」
車外から見た時の太陽フレア効果です。「Lens Flare」を「On」にしての組み合わせで効果が得られます。「Bloom」は「Off]」にしています。 車内から見た時の太陽フレア効果です。「Lens Flare」を「On」にしての組み合わせで効果が得られます。「Bloom」は「Off]」にしています。

Sun Flare-Exterior「Full」& Bloom「On」 Sun Flare-Interior「Full」& Bloom「On」
「Sun Flare-Exterior」と「Bloom」の組合せです。太陽の周りの少しぼけた感じを表現しています。「Lens Flare」は「On」にしています。 「Sun Flare-Interior」と「Bloom」の組合せです。太陽の周りの少しぼけた感じを表現しています。「Lens Flare」は「On」にしています。

Global Specular Irradiance「On」 Global Specular Irradiance「Off」
「Lotus Type49C Cosworth」のアッパーアームのパイプの形状に沿って光の反射が綺麗に表現されました。 アッパーアームの光の反射は表現されますが若干鈍く光る場面もありました。「On」時との極端な違いは見受けられませんでした。

Exposure Compensation 「0.10」 Exposure Compensation 「1.00」 Exposure Compensation 「2.00」
かなり暗くなります。 通常はこの設定でいいかと思います。 かなり明るくなります。

Rain Drops 「Yes」 Rain Drops 「No」
走行中は雨粒が流れ上がる表現が行われます。GTカーでコックビューではフロントスクリーンに雨粒が当たり流れる表現が実現されていますが「No」でも表現され変わりませんでした。
GTカーのコックビューでは雨粒がウィンドウスクリーンに当たり雨粒が流れるのが少しだけ表現されます。
雨粒は当たらないのでリアル感はありませんが視界は妨げるものがないので良好です。
GTカーのコックビューでは「No」の場合でも雨粒がウィンドウスクリーンに当たり流れる表現は有効で「Yes」との違いがありませんでした。ルーフビューでは雨粒の流れる表現が行われます。

Vignette「Yes」 Vignette「No」
画面の角が少しぼかされています。 画面の角のぼかしはありません。

Crepuscular Rays「Yes」 Crepuscular Rays「No」
薄明光線が綺麗に表現されています。「Lens Flare」は「Off」に設定しています。 「No」を選択しているのに「Yes」と同じく薄明光線が綺麗に表現されています。

Screen Dirt「Yes」
20Lap走行したボディにはかなり汚れが付着していますがウィンドウスクリーンには汚れが付着していません。「No」に設定しても同じようにボディには汚れが付着しウインドウスクリーンには汚れは付着しません。 コックピットビューで見てもウィンドウスクリーンには汚れが付着していません。

2.性能(PERFORMANCE)
解像度及び各種のディティールを設定します。
性能(PERFORMANCE) 設定画面

設定項目 設定内容
Resolution(解像度とリフレッシュレート) 最小解像度640x480 59Hz~最大3840x2160 59Hz、最大解像度はモニターの性能に左右されます。
Windowed(ウィンドウ表示に切り替え) Window表示への切り替えを設定します。変更できない場合もあります。
Window表示しないでフルスクリーンで表示する場合は「No」を設定し、Windows表示する場合が「 Yes」に設定します。
Texture Resolution(テクスチャーの解像度) テクスチャーの解像度を「Low」「Medium」「High」から選択します。「High」に設定すると「Low」よりもFPSが3~5ポイント低下しました。
Texture Filtering(テクスチャーフィルタ) テテクスチャーのフィルターを「Trilinear」「Anisotropic 2x、4x、8x、16x」から選択します。「Anisotropic 16x」に設定すると「Trilinear」よりもFPSが3~5ポイント低下しました。
V-Sync(モニターの垂直同期) 垂直同期させない場合は「No」を設定し 、垂直同期させる場合は「Yes」を設定します。

モニター側のリフレッシュレートと同期させませす。グラフィックボードから送られた映像フレームがモニター側での表示が終了するまで次の映像フレーム表示処理を待機させるためティアリングの発生を防ぎます。FPS値がモニターのリフレッシュレートを下回る場合、画面がカクカクするような現象が発生する場合には「No」にすると改善します。
画面のちらつきが気になる場合は「Yes」にすると表示が安定します。ただし、コントローラーの操作が遅延するようなことがあれば「No」にすると改善されます。
「Yes」にするか「No」にするかは試してみてから決めた方がいいかと思います。筆者の環境では解像度が2560x1440、3840x2160で「Yes」「No」両方とも試してみましたが「ON」にした方が両方ともに映像が滑らかに表示されます。
※ティアリング
グラフィックカードから送らる映像フレームのFPS値がモニターのリフレッシュレートより上回る場合、送られてきた映像フレームが表示終了する前に次の映像フレームが送られてくると表示中の映像フレームに次に送られてきた映像フレームが表示中の映像フレームに入り込んでしまう現象で、結果、映像が分断されちらつきが発生します。
Anti-Ailasing (アンチエイリアス(ギザギザを滑らかにする処理)) 輪郭のジャギーを目立たなくする設定です。Anti-Ailiasingを設定しない場合「Off」、設定する場合は「MSAA」「High」「DX2X」「DX2M」「DX4X」「DX6X」「DX9X」から選択します。
FXAA(NVIDIAのアンチエイリアス処理技術) FXAAを設定しない場合「off」、設定する場合は「Low」「Medium」「High」から選択します。
※SMAAが「off」の時に設定変更可能です。
SMAA(FXAAの進化版) SMAAを設定しない場合「off」、設定する場合は「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
※FXAAが「off」の時に設定変更可能です。
Reflections(水面などの反射処理) 水面の反射処理を「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
Environment Map(反射に映り込む風景の解像度) 車体などに写り込む風景の解像度を「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
Car Detail(車のディテール) 車のデティールを「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
Track Detail(トラックのディテール) トラックのディテール「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
Shadow Dtail(シャドウのディテール) シャドウのディテールを設定しない場合は「Off」、設定する場合は「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。
Enhanced Mirror(拡張ミラー) リアビューのミラーの解像度を上げます。リアビューミラーの解像度を上げる場合は「Yes」、上げない場合は「No」を選択します。
Motion Blur(モーションブラー) モーションブラーは走行しているコースにぼかしを加えスピード感を演出します。モーションブラーを使用しない場合は「Off」を選択し、モーションブラーを設定する場合は「Low」「Medium」「High」から選択します。
「High」に設定すると「Off」と比較してFPS値は5ポイントほど低下します。
Render Frames Ahead(フレームの前にレンダリングするレベル) GPUで処理される前にCPUによって準備するフレーム数を制御します。1~4の範囲で設定します。数値を大きくするほどFPSは向上しますが、応答性が低下する可能性があります。
Detailed Grass(芝生のディテール) トラック上のコース脇の芝生のデイティールを設定しない場合は「Off」、設定する場合は「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します。「Ultra」に設定すると「Off」と比較してFPS値が15~20ポイントほど低下します。
Particle Level(粒子レベル) 水煙などのディティールを設定しない場合は「Off」、設定する場合は「Low」「Medium」「High」から選択します。
Particle Density(粒子密度) 雨滴の量、タイヤからのはね、水煙の揚がり具合などを「Low」「Medium」「High」「Ultra」から選択します
Stretched Headlight Reflections(ヘッドライトの反射) ヘッドライトの反射を設定する場合は「Yes」、設定しない場合は「No」を選択します。
Apex Particles 現状「No」のままロックされ変更不可になっています。

Texture Resolution「Low」 Texture Resolution「High」
スタートシグナルの看板の「BrandsHatch」の文字がぼやけていて認識できません。
「Texture Filtering」は「Anisotropic 16x」に設定しています。
スタートシグナルの看板の文字は「BrandsHatch」とハッキリと認識でき綺麗に表示されています。

Texture Filtering「Trilinear」 Texture Filtering「Anisotropic 16x」
前方のピットストップエリアと前方ガードレールの間の水たまりの感じが若干省略されています。
「Texture Resolution」は「High」に設定しています。
前方のピットストップエリアと前方ガードレールの間の水たまりの感じが綺麗に表現されています。
「Texture Resolution」は「High」に設定しています。

Anti-Ailasing、FXAA、SMAA「Off」
スターティングシグナルの看板にジャギーが見受けられます。

Anti-Ailasing「DX9X」 FXAA「High」 SMAA「Ultra」
意外にも「Off」の時と同じくジャギーが目立ち改善は見受けられませんでした。 「Anti-Ailasing」よりもジャギーが改善されています。 「FXAA」よりもジャギーが改善され滑らかです。

Reflections「Low」 Reflections「Ultra」
コース上に溜まった水溜りに写る建物はぼけています。 水溜りに綺麗に建物が写っています。

Environment Map「Low」 Environment Map「Ultra」
車体左側の窓周辺と車体後部に観客席が写り込んでいる雰囲気を出していますが、抽象化された写り込みになっています。 車体左側の窓周辺と車体後部の写り込みは観客席が忠実に写り込んでいるのが分かるかと思います。

Car Detail Low」 Car Detail「Ultra」
手前から3台目より前方の車の後部の「BMW」マークが無くなっています。 先頭の車まで全車「BMW」マークが写っています。

Track Detail「Low」 Track Detail「Ultra」
コースの前方奥のタイヤバリアやコース脇の一部の木が省略されています。 コースの前方奥までタイヤバリアやコース脇の木が綺麗に表現されています。

Shadow Dtail「Off」 Shadow Dtail「Ultra」
車や建物の影は路面に写りません。 車や建物の影が路面に綺麗に写ります。

Enhanced Mirror 「Off」 Enhanced Mirror 「On」
Audi R8のバックモニターの画像ですが後方の奥の観客席が省略されて写っているのが分かります。 後方奥の観客席まですべて綺麗に写っているのが分かります。

Motion Blur「Off」 Motion Blur「High」
路面、コース脇のぼかしが無いので静止画で見ると車が止まっているかのように見えます。ただし、プレイ中は「Off」でも気になりません。 路面、コース脇をぼかしてスピード感を演出します。

Detailed Grass 「Off」 Detailed Grass 「Ultra」
芝生のテクスチャーが貼ってあるだけで芝生の伸びている感じは表現されていません。ただし、プレイ中は「Off」でも気になりません。 コース脇の芝生が伸びていて綺麗に表現されています。

Particle Level「Off」 Particle Level「High」
雨の中を疾走しても車の後方には水煙は表現されません。 雨の中を疾走する車の後方に水煙が綺麗に表現されます。

Particle Density「Low」 Particle Density「Ultra」
雨滴が荒く表現されています。 雨滴が細かく表現されています。

Stretched Headlight Reflections「No」 Stretched Headlight Reflections「Yes」
ヘッドライトの光の路面からの反射は表現されません。 ヘッドライトの光が路面からの反射が綺麗に表現されます。 テールランプの光が路面から反射するのも綺麗に表現されます。

3.ハードウェア(HARDWARE)

ハードウェアの設定を行います。
ハードウェア(HARDWARE)設定画面

設定項目 設定内容
Use Shared Memory(共有メモリを使用) Android、iOS専用アプリなどの3rdパーティーから出ているアプリを使用してモニターを追加するような場合に「Yes」を選択します。通常は「No」の選択でいいと思います。
Jitter Tweak(ジッター微調整) 0.0~75.0の範囲で設定可能です。


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