2018/09/11 公開
T-GT について
Thrustmaster「T-GT Force Feedback Racing Wheel for PS4」(以下、T-GT)はPS4用レーシングゲーム「グランツーリスモSPORT」のオフィシャルライセンスを取得したレーシングホイールコントローラーで、「グランツーリスモ SPORT」を開発担当したポリフォニーデジタルと共同開発し、最適化されたステアリングコントローラーにです。
いままで「T500RS GT RACING WHEEL 」を使用してきましたが故障したためサポートセンターに問い合わせたところメイン基板の故障とのことでした。ただし、部品の在庫が無く入荷予定もないため修理不可能とのことだったので「T-GT」の購入を決めました。
T-GT の特徴
「T-GT」には下記の特徴があります。
T-DFB | 「グランツーリスモSPORT」専用テクノロジーで
ポリフォニーデジタルとのコラボレーションにより、繊細なステアリングコラムの体感を実現しています。 ブラシレスモーター(産業グレード)がもたらす精密なフォースフィードバックとデプスフィードバックの組み合わせにより、リアルな 3D 感覚を生み出しています。 ステアリングコラムを介してサスペンションおよび振動エフェクトをさらに追加することで、プレイヤーはマシンの挙動をより正確に体感・分析でき、刻一刻と変化するトラック状況に瞬時に対応することができます。 |
T-LIN | リニアなフォースフィードバックを実現しています。ユーザーが体感するフォースは、ゲームから出力されるフォースに100%比例し、マシンの挙動とトラックの状況を忠実を再現 (再現度が +50% 向上)しています。 |
T-40VE | T-GT モーターが、強力な 40W リニアブラシレスのフォースフィードバックと圧倒的なベロシティ (動トルク) を提供し、長い緩やかなカーブ (STALL モード) から、超細かいジグザグ (DYNAMIC モード) までを完璧にカバーしています。 |
T-Turbo | ドーナツ形状のフィンレス設計により熱効率が 86% 向上し、ピーク電力は400Wの大容量になっています。 |
T-M.C.E | モーター冷却エンベデッドシステムが、直線性および新 T-40VE モーター(産業グレードのブラシレスモータ)とのダイナミックスを維持し、ダイナミックス 50% 向上、失速力 4 倍、 および単相冷却による 放熱を実現しています。 |
T-F.O.C | H.E.A.R.T (HallEffect AccuRate Technology) (米国特許番号 8,920,240) が 16 ビットの解像度 (65,536 値) を実現し、また 新 F.O.C. (フィールド志向制御) アルゴリズムが、激しいトルクに対するレスポンスを動的に最適化しています。 |
脱着式レザー仕様 ステアリングホイール |
ステアリングホイールは脱着式のレザー仕様となっており、操作ボタン等はロータリーセレクター 4 個、12ポジション + ミニスティック 2 本 + メタルパドルシフター x 2 本で操作します。 |
T3PGT | ペダル、ペダルアーム、および内部構造はフルメタル仕様になっていてアクセルペダルとクラッチペダル (の高さと間隔は) 自由に調節可能です。 |
T-GT 化粧箱(箱上部左側に電源100-125v対応モデルのシール貼付、PS4オフィシャルライセンスのマーク) | ||
開梱(左:着脱式レザー仕様のステアリングホイール、右:ベース部とペダルセット) | ||
T-GT ステアリングホイール、ベース部、電源
ステアリング ホイールは着脱式になっていてベース部は別々にパッケージされています。
ステアリング ホイール 正面 | ステアリング ホイール 背面 | 固定用ネジ部、パドルシフト(メタル仕様) | センター マーク (青色の刺繍) | ステアリング ホイール はレザー仕様 |
ベース部 正面 | ベース部 斜め上部 | ベース部 背面 | ベース部 側面 | ベース部 下面 |
Turboデザインのファンレス電源 | 100-120V仕様のシール貼付 | 電源の定格仕様シール(100-120V) | ||
ベース部はT500RSよりもファンの音が静かです。
T500RSのステアリング ホイールの直径は300mmですがT-GTは280mmと少し小さくなっています。T500RSではパドルシフトはベース部側にありましたが、T-GTではステアリングホイール側にパドルシフトが付いていて操作性が向上しています。
モーターはT500RSでは65W産業用モーターを使用していますがT-GTは40Wのモーターを使用しています。ベース部の大きさはT-GTの方がT500RSより少し小ぶりになっています。
左:T500RS、右:T-GT |
T-GT ステアリングホイールをベース部に取付ける
T-GT ステアリング ホイールは着脱式になっていて化粧箱にはステアリング ホイールとベース部は別々に収められているのでステアリング ホイールをベース部に取付ける必要があります。
ステアリング ホイール 側のコネクタ | ベース部 側のコネクタ | |||
ベース部の「↑」マーク位置に注意する | コネクタを差し込みます | ベース部のネジを締め込みます | 固く締め込んでいきます | 最後に緩み止めネジで固定し完了です |
T-GT ベース部の固定方法
T-GT ベース部の固定用としてクランプとボルトぼ2種類が付属しています。
今回、T-GT ベース部がプレイ中にずれないようボルトによる固定方法を採用しました。ただし、固定用に20mmの板材を使用しているので長さが40mmのボルトを別途購入し使用しています。
固定用クランプ | 固定用ボルト |
クランプでベース部を固定 | ボルトでベース部を固定 |
上:付属品(35mm) 下:購入品(40mm、ステンレス製) |
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T-GT ペダルセット
アクセル、ブレーキ、クラッチのペダルセットはペダルパネルとペダルアームにアルミ素材を使用しペダルを強く踏み込んでも壊れないよう耐久性に優れています。
T-GT ペダルセット |
ペダルアームとペダルパネルはアルミ製で、ペダル上下と左右3ポジションのペダルポジションの設定が可能です。ヘッドサポートはプラスチック製でペダルの傾きを設定できます。
アルミ製ペダルアーム | ヘッドサポートとペダルパネル | ヘッドサポートの上下を変更しペダルの傾きを設定します。 | ||
コニカルラバーブレーキMODはブレーキペダルの踏み込む抵抗力を徐々に強くするMODで、ブレーキング時のリアル感を演出しています。
コニカルラバーブレーキMOD | コニカルラバーブレーキMOD取付前 | コニカルラバーブレーキMOD取付後 | ||
※コニカルラバーブレーキMODのコニカルラバー部分はT500RSのブレーキペダルのスプリングユニットと交換が可能になっています。交換方法を下記に説明します。
T500RS ペダルユニット | ||||
T500RSブレーキのスプリングユニット | スプリングユニットをペダルから取外す | ブレーキMODからコニカルラバーを取外す | コニカルラバーに交換しナットで固定する | コニカルラバーをペダル本体に取付け |
通常は付属の「T3PGT」ペダルを使用するためノーマルペダル配置でインジケーターランプは赤色に点灯したままで使用します。
「T3PA-PRO」など吊り下げ式のペダル配置にして使用する場合はMODEボタンを押してインジケーターランプを緑色に変更しアクセルとクラッチの位置を電子的に切替えたスワップペダル配置に設定します
ペダル配置切替のMODEボタン | |
赤色:ノーマルペダル配置 | 緑色:スワップペダル配置 |
筆者のPS4及びパソコン動作環境
PS4環境
項目 | 動作環境 |
使用機種 |
PlayStation 4 Pro ジェット・ブラック 1TB (CUH-7100BB01) |
パソコン環境
OS | Windows 10 |
CPU | Ryzen Threadripper 1950X 3.4GHz ( 16コア/32スレッド、OC:4.0GHz) |
メモリー | 32 GB |
グラフィックス | MSI GTX 1080 Ti ARMOR 11G OC |
ハードディスク容量 | Samsung SSD 960 PRO 512GB ×2(RAID 0) (システムドライブ) |
サウンドカード | Sound Blaster ZxR |
モニター | FlexScan EV3237 (最大3840×2160) |