2020/04/21 公開

ClubSport Shifter SQ V1.5 について

「Thrustmaster TH8 RS Shifter」に「TH8A/RS shifter MOD」を組み込んで使用していましたが、シフトシーリングは満足のいくものではありませんでした。また、所持している「FREX GP Hshift+」はボードがいかれてしまって動作しなくなったので交換を決意し評判のいい「FANATEC ClubSport Shifter SQ V1.5」を購入しました。

ClubSport Shifter SQ V1.5 の特徴&互換性

「ClubSport Shifter SQ V1.5」には下記の特徴と互換性があります。
フルメタル構造 ShifterSQ本体はスチール製でレバーもスチール製。
FANATEC製 Wheel Base との互換性 ClubSport Wheel Base、ClubSport Pedals、CSL Elite Wheel Base、CSL Elite Racing Wheel、CSL Elite Pedals 直接接続が可能。
他社レーシングホイールとの互換性 オプションのClubSport USB Adapterを使用することによって他社レーシングホイールでもPCで使用可能。
全ての方向に取り付け可能 ネジを使用して、ユニットを左右または底から固定(ハードマウント)が可能。
Hパターン、シーケンシャル 切替可能 Hパターン↔シーケンシャル への切替が簡単。

配送時の梱包状態 化粧箱
USB接続するため「ClubSport USB Adapter」を同時購入しています。

ClubSport Shifter SQ V1.5 同梱品 同梱内容
・ClubSport Shifter SQ V1.5 本体
・コネクタ・ケーブル 3種類
 PS/2 - RJ12 40cm ケーブル
 RJ12 - RJ12 115cm ケーブル
 RJ12 - RJ12 40cm ケーブル
・マウント用ナット(6個)
・マウント用ネジ(6本)
・クイックガイド
シフトノブは2種類付属しています。
左側:シーケンシャル用ノブ
右側:Hパターン用ノブ
Hパターン用ノブには滑り止めにラバーが巻かれています。

ClubSport Shifter SQ V1.5 寸法・重量
サイズ(L x W x H) 38cm x 23cm x 18cm
重量 3.28kg
「Thrustmaster TH8 RS Shifte」の重量は1.8kgなので「ClubSport Shifter SQ V1.5」は倍近くの重量があり重厚感があります。


ClubSport Shifter SQ V1.5 本体外観

ClubSport Shifter SQ V1.5 正面 上面 左側 右側 底面
本体正面にはFANATECホイールべス接続用RJ12コネクタが設置されています。
FANATECホイールベースは所持していないので「ClubSport USB Adapter」を使用します。
R(Reverse)は左上に位置しています。そのため誤って1速に入らないようシフトノブをプッシュしてRへシフトするようになっていて、7速へも同じような操作になり、シフトミスを防止するよう工夫されています。 SEQ(シーケンシャル)↔8(Hパターン)への切替えレバーとシフト抵抗の調整が可能になっています。 右側にもSEQ(シーケンシャル)↔8(Hパターン)への切替えレバが設置されています。 本体固定用にM6ネジの穴が4箇所あります。


ClubSport Shifter SQ V1.5 シフト抵抗調整

シフト抵抗の調整 内容
本体左側にスックリュー穴があり六角レンチを入れて回すことによって抵抗を調整することが可能です。
抵抗を減らす:左側に回す
抵抗を増やす:右側に回す


ClubSport Shifter SQ V1.5 取付方法

本体取付け用ナット 本体底面の留め具を外します 本体の溝にナットを入れます 付属のネジで自作フレーム固定 RJ12-RJ12ケーブル接続
ClubSport USB Adapter 接続 本体底面ネジ穴を利用しフレームに固定 各ネジを強く締めて本体を固定    
   


ClubSport Shifter SQ V1.5 ドライバー設定方法

FANATECのサイトから「ClubSport USB Adapter」と「ClubSport Shifter SQ V1.5」のドライバーをインストールします。「ClubSport Shifter SQ V1.5」専用ドライバーはないのでWheelのドライバーを使用します。
ゲームコントローラー設定画面 設定内容
デスクトップ上の「Fanatec Wheel Property Page」をクリックしゲームコントローラーの設定画面を開き「FANATEC ClubSport USB Adapter」のプロパティを選択し「OK」を押します。
初めてドライバーをインストールしプロパティを選択した際に表示されます。「Shifter mode」のボタンを押します。
プロパティ画面の「Calibrate Shifter」ボタンを押してキャリブレーションを実行します。
キャリブレーションの画面が表示されたら画面に指示されているポジションにシフトし、「Next」ボタンを押します。
キャリブレーションを実行しないとゲームタイトルで使用できません。PS4で使用する場合でもキャリブレーションの実行は必要です。
キャリブレーション終了後、シフトチェンジして正しいポジションになっているか動作を確認します。
シーケンシャルシフトモードに切替えると左記の画面が表示されるのでシフトポジションの動作を確認します。

ゲームタイトル(DiRT Rally 2.0)でのデバイス設定方法

設定画面 設定内容
DiRT Rally 2.0でのデバイス設定は「Options&Extras」-「INPUT」から行います。「Connected Devices」画面に「Fanatec ClubSport Shifter」が表示されていればゲームタイトルがデバイスを認識しています。
「Fanatec ClubSport Shifter」の行をクリックして左の画面を表示し、各項目が設定されていることを確認します。
「Options&Extras」-「Game Settings」-「Assists」の画面の「Transmission」の選択項目として「Manual H-Pattern with Clutch or Manual Sequential」が選択できるようになっていました。
古いバージョンだとHパターンとシーケンシャルシフトはここで切替えないとそれぞれ使用できませんでしたが切替える必要かなくなりました。
車種毎の「Transmission」に合わせたシフトになります。
例えば左記画像の「Transmission」は「5Speed-Manual Sequential」となっていますのでHパターンシフトではシフトチェンジができません。シーケンシャルシフトでのみシフトチェンジが可能となります。


ClubSport Shifter SQ V1.5を使用した感想

PS4の「GT SPORT」では「Collective Minds Drive Hub」を使用し「ClubSport Shifter SQ V1.5」と「Thrustmaster T-GT」 ステアリングホイールとの組み合わせを試してみました。「H-パターン」「シーケンシャル」ともに問題なく動作しました。
「ClubSport Shifter SQ V1.5」のシフト抵抗はガッチリしているので心地いいシフトチェンジができました。「 Thrustmaster TH8/A Shifter」より高価ですが「 Thrustmaster TH8/A Shifter」はプレートを交換しないと「シーケンシャル」モードにできないので煩雑です。「ClubSport Shifter SQ V1.5」は切替レバーで簡単に切替できるので非常に便利です。
所持している「FREX GP Hshift+」(価格は49,800円、USBは別途購入で4,500円)と比較するとどちらも剛性感があるので優劣付けがたいですが唯一「シーケンシャル」に切替えることができるので「ClubSport Shifter SQ V1.5」(価格はClubSport USB Adapter含めて31,800円)の方安くて利便性が高いと言えます。
「H-パターン」及び「シーケンシャル」でのシフトチェンジを堪能したければ「ClubSport Shifter SQ V1.5」が最適かと思います。

「ClubSport Shifter SQ V1.5」の開梱からテスト走行までを下記映像にまとめましたので参考にしてください。
 

筆者のパソコン動作環境

パソコン環境
OS Windows 10 Pro 64bit
CPU Ryzen Threadripper 1950X 3.4GHz ( 16コア/32スレッド、OC:4.0GHz)
メモリー 32 GB
グラフィックス MSI GTX 1080 Ti ARMOR 11G OC
ハードディスク容量 Samsung SSD 960 PRO 512GB ×2(RAID 0) (システムドライブ)
サウンドカード Sound Blaster ZxR
モニター FlexScan EV3237 (最大3840×2160)


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