2004/04/01公開
ToCA Race Driver 2
Demo Version 80% Complete 2004/04/01 | |||||||||||||||||||||||||||
Codemastersから、「Pro Race Driver」の第二段として「ToCA Race Driver 2」のシングルプレイヤーデモ版がリリースされました。製品版は2004年4月23日にUKで発売される予定です。「80% Complete」となっているので製品版ではもう少し改良されたものになると思われます。 昨年、「Pro Race Driver」を購入したんですが、車の挙動があまりにもひどかったので途中で止めてしまったといういわく付きなので今回、挙動がどのように変わったのか興味津々ってとこです。 デモ版でプレイできるのはSimulator ModesのFree Raceのみ。プレイ可能なカテゴリは、Vintage Classic/DTM/V8 Supercarsの3種類でドライブできるクルマはそれぞれJuguar E-Type Series II/AMG-Mercedes/Holden Commodore VY V8の3台になっています。また、プレイできる周回数を変更することが可能でVintage ClassicでMax10周、DTMでMax37周、V8 SupercarsでMax67周とDTM/V8 Supercarsは長時間プレイできるのはデモ版としては好感触です。 グラフィックは、前作でも良かったですがかなり洗練されたようで綺麗でます。カーモデルも外観はかなり忠実に再現していると思います。ただし、コックピットビューではメーターとかハンドルが再現されていなく、画面上のメーターはVintage Classic/DTM/V8 Supercarsどれも同じなのは残念です。サウンドは、実車からサンプリングしたのか、よくできていると思います。また、バックファイヤーの音も再現していてなかなかいい演出になっています。 さて、問題の挙動ですが、「Simulation」と「Pro-Simulation」が選択でき、「Pro-Simulation」モードでプレイしてみましたがハンドルの蛇角に対して挙動がかなりシビアになっているので、かなりハンドルが振られてしまい、真っ直ぐ走るのがちょと難しくスピンしやすい挙動になっています。また、ブレーキング時もスピンしやすくなっていますが、これは、ブレーキ設定を変更することによってちょっと改善することができます。Vintage Classicでも、蛇角範囲は狭くちょっとハンドル切っただけでシビアに反応してしまうのはかなり不満の残るところです。また、路面とタイヤのグリップ感のハンドルへの伝わり方も、今ひとつなのがちょっと不満が残ります。ただし、車の加重移動によるコントロールはしっかりできるのでシビア過ぎる挙動はちょっと惜しいです。 難易度は、「Normal」「Hard」「Custom」から選択できます。敵車のAIはちょっとひどいかなって感じで、「Normal」だとヘアピンかなり手前からブレーキングして、ヘアピン手前ではほとんどストップ状態になってしまいます。そのため、注意していないとおカマ掘っちゃいます。「Hard」「Custom」でも、ヘアピン手前は注意が必要です。 リプレイ画面で車の挙動を見るとコーナリング中はコーナー内側にタイヤのブラックマークが出てしまい、挙動がまだまだなのが判るかと思います。しかし、リプレイを見る限りではブレーキング時の車のフロントの沈み込み具合など全体的に挙動の素性は良さそうに見えるので後の20%で改善してくれることを期待したいです。
不満のある箇所もありますが、総じて楽しめるゲームだと思います。製品版の発売が待ち遠しいです。 デモ版ダウンロードは、 http://www.3dgamers.com/dl/games/tocaracedriver2/rd2_demo_02_20_eur.zip.html からどうぞ。
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