2001/10/24公開
2001/12/15更新
Rally Trophy (Demo版)/(英語版)
グラフィック | ||||||||||||
グラフィックはかなり綺麗で、車の外観や内装のメータ類も美しく忠実に再現されていて、メータの針も動くようになっています。また、車がクラッシュした時の破損の表現もリアルです。後輪タイヤがアップになった時のホイール、トレッドはリアルに再現されいます。 コース脇の木や空に浮かぶ雲も綺麗に表現されています。それに、太陽の逆光の表現は最高で、コースが完全に見えなくなることはなく程よい眩しさが目に入ってきます。
ゲームスタート時のメニューで解像度を512X384の16bit〜1600X1200の32bitまで設定できます。 |
サウンド | ||||||
サウンドは、エンジン音や排気音は忠実に再現されていて、ドライビングビューが違うと、それぞれ違ったサウンドになっています。バックに流れるミュージックもゲームの演出を盛り立ててくれます。コ・ドライバーによるナビゲーションは普通ですが、とろとろ走っていると捲し立てられ、木に激突し車をクラッシュさせると怒鳴られるという演出もあります。 <2001/12/15>追加 車種毎に実車からサウンドをサンプリングしているためか、最近のWRCカーから比べるとなんとも頼りないエンジン音です。でも、この古めかしいエンジン音がなんともいい感じです。
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操作性&挙動 | ||||||||
このゲームは微妙なハンドリング、アクセル操作が必要なのでジョイスティックやゲームパッドで操作するのは至難の技で、フォースフィードバックのハンドルは必要不可欠だと思います。 ハンドリングは、路面変化、車の姿勢変化などの挙動は忠実に再現されていて、挙動の変化はハンドルを通して感じることができます。 デモ版のコースはグラベルで、直線でも路面にうねりがありColin McRae Rally 2の感覚で走らせようとすると真っ直ぐ走らせることは無理で、常にステアリングで修正しながら走る必要があります。ハンドリングの操作感覚は、Colin McRae Rally 2よりもGrand Prix Legend(GPL)に近いと思います。GPLエンジンを使用してラリーゲームを作ると、こんなハンドリングになるだろうなって感じです。
今回のデモ版には、車のセティングを変える項目がありませんでした。製品版でも存在しているかはわかりません。現在のラリー実車だと走行中でもセッティングが変更できるようになっていますが、昔は、ステージ毎にセティングを変えるなんてことしていなかったんでしょうね。
セッティング変更による挙動は忠実に再現されてるようです。 デモ版では、路面がグラベルだけしかプレイできませんでした。製品版でターマックやスノーの路面をプレイした感じでは、車の挙動がグラベルと違いがハッキリしていないように感じました。これは私の好みなのですが、ターマックとスノーで滑り出し時の感じがもっとCMR2ようにはっきりしてくれるといいなと感じました。しかし、このころのタイヤは現在のラリー車より細いためかこんな挙動になるのでしょうか。全体的にタイヤが細いため路面とのグリップ感は頼りない感じが忠実に再現されているように思います。また、FF車とFR車、それとパワーの違いにより挙動の違いがハッキリでているのでいいです。特にパワーの大きいランチャ・ストラトスを真っ直ぐ走らせるのは大変で、微妙なアクセルコントロールが必要です。ちょっとでもアクセル踏みすぎると、車がクルットと回ってしまいます。 |
総合評価 | ||||||||
今回は、デモ版のレビューということで、使用車種やコースが限定されましたが、グラフィックの美しさエンジン音は素晴らしく、ハンドリングは私好みのGPLっぽさが最高です。デモ版なので点数はつけられませんが、製品版の登場が楽しみです。 <2001/12/15>追加 今回購入したUK版は、インストール画面がドイツ語になってしまうという不具合があります。ただし、インストール後に GameLauncher画面でLanguageを「English」にすれば英語表示に変わります。 独断と偏見の辛口採点になりました。やはりリプレイでセーブできないのはいただけません。それに各ステージの距離がちょっと短いです。一番長いステージでも4.3マイルと短く、せめて10マイルは欲しかったです。 挙動は、スノー路面での滑り出す感じがいまひとつだったので減点対象としました。 走行中に、動物がコースを横切るのは面白いです。 Rally Trophy Official Website 評価点
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