2003/01/11公開
RALL SPORT CHALLENGE (日本語版)
グラフィック | ||||||||||||||||
グラフィックは、スクリーンショットを見ていただければお判りかと思いますが、すばらしい出来です。カーモデルは、メーカーのライセンスを受けていると言うだけあった非常に忠実で、光の反射具合もかなり良く出来ています。コースは、これも良く出来ていてコース脇の木や太陽の光ぐらい、湖面の揺らぎ、氷のコースの光の反射具合もすばらしく美しく仕上がっています。サファリコースのように土埃の上がり具合も忠実で美しく、マシンへの埃のつき具合も徐々に汚れていき忠実に再現しています。しかし、GeForceFX対応と言うだけあって1280×1024の解像度だとGeForceTi4600では動きが重くなることがあります。また、ラリークロスなどだと後続車が気になるのでバックミラーが欲しいのですが、バックミラーの表示設定がありません。バックミラーが表示できるようになっていても、きっと重くて使えないと思います。FRAPSで表示フレームレートを測定したところ私の環境だと平均して30FPSでした。でも、重い場面では20FPSまで落ちることがありました。 ディスク容量は、1.8GB必要としますがこれだけ美しいと納得しちゃいます。
解像度は640X480〜1600X1200で、各種のディテールも設定することができます。
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サウンド | ||||
サウンドは、実車からサンプリングしたものを使用しているので、それなりの雰囲気はあるのですが、いま一つ迫力にかけます。TVで放送されているWRCカーのサウンドと比較しても、ちょと迫力ないな〜って感じです。実車からサンプリングしているのに惜しいです。
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操作性&挙動 | ||||||||||
マシンの挙動は、適度にロールし、ドリフトも出来きてハンドルとアクセルでのコントロールも出来ますが、CMR2と比較するとフォースフィードバックのかかり具合は、かなり違います。マシンが滑り出すとき、タイヤにグリップが戻ったとき、他にジャンプするときなどのハンドルへのフィードバックはCMR2では忠実にシミュレートしていますが、RSCでは、ハンドルの重さは絶えず一定していて、かつハンドルが振動しているだけという感じです。ハンドブレーキは、効きすぎるためかマシンがスピンし易かったので使うことはありませんでした。CMR2と比較するとちょっとアーケード寄りの操作性と言えるかと思います。 マシンは、イベント(プロ、エキスパート、クラシック、アンリミテッド)によって操作性がかなり違ってきます。プロ、エキスパートクラスのマシンは、トップスピード、操作性、加速性がバランスしていてコントロールし易いマシンになっています。クラシックは、操作性が悪く、しかも、5速までなのでギアをハイにするととってもコントロールしづらいマシンになってしまいます。アンリミテッドのマシンは、ヒルクライム用のマシンで、最高速と加速性はずば抜けています。そのため、ストレートコースでも真っ直ぐに走らせることが難しくなります。
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総合評価 | ||||||||
ラリーゲームは、シミュレーション系のゲームが好みな私としてはCMR2と比較すると、アーケード系のゲームはちょっと辛口採点となってしまいます。やはり、サウンドに迫力が欠けるのと、フォースフィードバックのかかり具合が今ひとつだったので点を下げてしまっています。グラフィックが美しいだけに惜しいです。 しかし、ヒルクライムをプレイできるのは面白いですし、実際のモンスターマシンである「SUZUKI ESCUDE PP SPECIAL」をドライブするのもちょっと面白いです。 評価点
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