2001/08/19公開

NASCAR Racing 4 (英語版)

ゲーム内容
やはりGarage親父というサイト名なので、カーレースは必須です。そこで、最新ゲームではありませんが、今後このゲームが評価の基準となるので取り上げました。

NASCAR Racing 4はGPL(Grand Prix Legend)エンジンを使用したカーレースゲームで、アメリカのNASCARレースをモデルにして作られています。このゲームは、今のところ英語版しかなく今年の2月に秋葉原に登場した時、速攻で購入しました。
NASCARレースはオーバルコースを周回するレースなんですが、これが意外と難しいんです。

スタートメニュー チャンピオンシップ
ゲームプレイは、
1.テストセッション   :21コース+3ナイトコースで車のセッティングができます。
2.シングル・レース  :24レース(3ナイトレース含む)でシングル・レースができます。
3.チャンピョンシップ :シーズン20戦を戦い抜きます。
4.マルチプレイヤー  :ネットワーク対戦です。

収録コース数は21コースで、24レースあってその内3レースはナイトレースがあります。ほとんど、オーバルコースですが、テクニカルコースも2コース収録してあります。実在するコースばかりで、拘りを感じます。
各コースの周回数は実際のレースと同じになっていて、周回数を減らすこともできるようになっています。
車種は70種以上にも上ります。


ドライビングのビュー下記の4つを切り替えて使用することができます。(私は、コックピットのビューでプレイします)
コックピット フロント ボンネット 後方


ローリング・スタート
隊列を揃える グリーンフラッグでスタート
F1のように止まった常態化のスタートではなく、ペースカーが先導し隊列を揃えてコースを周回し、スタートラインでグリーンフラグが振られるとレーススタートです。
その他に、レース中事故が発生した場合にはイエローフラッグが振られ追い越し禁止となったり、走行違反をするとブラックフラグを振られピットストップが義務付けられたりします。

スポッター(ピットから指示する人)からの無線が入るようになっていて、グリーンフラグが振られると、「グリーン、グリーン」と煽り立てる無線が入ってきます。レース中にもいろいろ無線で指示されるので臨場感たっぷりです。


敵車の抜き方
敵車の後方にピッタリ付きます 一気に抜きます
敵者の強さは、%で設定でき標準は70%で、これだと楽勝です。ところが80%以上にすると簡単に勝たせてくれません。自力で先頭グループに着いていくことすら出来なくなります。ここで、ドラフティングというテクニックを使います。先行する敵車の後方にピッタリついて(スリップストリームに入ります)スピードを乗せて抜く時は一気に行きます。これが、NASCARレースの醍醐味でもあり、難しいところでもあります。ちょっとしたミスでも敵車に抜かれてしまいます。
F1などの用語とはちょっと違って、スリップストリームに入って一気に抜くことを「ドラフティング」と言い、コーナーのことを第一コーナー、第二コーナーとは言わずターン1、ターン2と言います。


リプレイ&ピットストップ&クラッシュ
ピットストップ クラッシュ
レースのリプレイのセーブ機能は当然ながら、リプレイ時の視点変更は豊富です。これも、GPLと同じでとてもありがたい機能です。自分の走りを研究するためにも重要な機能です。

ピットストップすると、ピットクルーによるタイヤ交換が行われます。嬉しい演出です。

ゲームのダメージをRealisticにすると接触によるダメージを受けます。最悪はクラッシュしリタイアとなったり、エンジンブローもします。レースのスリル感がいいです。

 

 

グラフィック
グラフィックはかなり綺麗で、車は美しく表現されていて車体の反射具合もよく再現されています。また、コース脇の木やバスも綺麗に表現されています。それに、空に浮かぶ雲は最高です。

解像度設定画面 グラフィック設定画面
雲、木、バスが綺麗 DEYTONAの夕焼け

解像度は640X480の16bit〜1600X1200の32bitまで設定できます。
3DアクセラレーションはHardware T&Lの設定もできます。
オプションメニュー内のグラフィック設定では、クオリティやエフェクトなどの各種の設定ができます。

 

サウンド
レースカーの排気音はアメ車独特の図太い排気音を忠実に再現していてなかなかいい感じです。3Dサウンド対応なので敵車が後方から接近してくると排気音で分かるようになってます。接戦の時には、とてもありがたいです。また、タイヤが磨耗してきて車が少し滑りだしたりするとタイヤのスキール音が出るので視覚以外にも聴覚もフルに活用したドライビンができ、最高のレース感覚を味わうことができます。

レースカーの種類は何種類かありますが、排気音に差はありません。きっと、どれも同じようなエンジン積んでいるのだと思います。
プレイするときのビューによっても聞こえる排気音は違ってきます。

サウンド設定画面
サウンドは、A3D、DirectSound、EAXに対応していて、それぞれ3Dサウンドにも対応しています。
各種のボリュームコントロールもできるようになっています。

 

 

操作性&挙動
このゲームをジョイスティックやゲームパッドで操作するのは至難の技で、フォースフィードバックのハンドルは必要不可欠だと思います。
ハンドリングは、路面変化、車の姿勢変化、タイヤ磨耗時の変化などの挙動は忠実再現されていてハンドルへ伝えてくれます。GPLのエンジンを使用しているので車の挙動の再現は文句なしです。

コントローラー設定
コントローラーはPlug&Playにより自動認識します。
ギアボックスの設定やフォースフィードバックの強さを設定することができます。
そのほかに各種のアシスト機能もあります。


車のセッティングはほぼ実車と同じようなセッティングが可能になっています。このセッティングによって車の挙動は変わってきます。タイムを詰めるにはこのセッティングは重要になります。

サスペンションセッティング ギアセッティング 重心セッティング

 

 

総合評価
オーバルコースを周回するだけのレースゲームではなく、レース中の臨場感や車の挙動も忠実に再現されているゲームだと思います。今回は画像の紹介はしませんでしたが、車のペイントのカスタマイズもできるのは嬉しいばかりです。

ドライビングシミュレーションとしては、GPLエンジンを載せていることもあって挙動の再現は素晴らしいの一言です。
GPLでは、挙動がシビアな上にコースはテクニカルコースばかりでプレイヤーを選びましたが、NASCAR Racing 4では殆どのコースがオーバルコースであるため初心者でも楽しめると思います。(私はプレイできているので大丈夫でしょう。)また、上級者でも十分楽しめるゲームだと思います。

このゲームを、他のゲームと比較する上での基準にしようと思ってます。

独断と偏見で満点の評価点をつけました。

 評価点
ゲーム内容
グラフィック
サウンド
操作性&挙動
★★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★★
5点
5点
5点
5点
合計   20点


 動作環境

CPU
メモリー
VGA


マザー
サウンド
スピーカー
OS
intel PentiumV FSB150X7.5=1.125GHz
PLUSS PC133 CL3 256X2=512MB BIOS設定2-2-2 5/7
ELSA GRADIAC ULTRA (GeForce2ULTRA)
コアクロック=270MHz、メモリークロック=490MHz
nVIDIAリファレンスドライバーRev12.41
TUSL2-C
Creative Sound Blaster Live! XGamer
Creative PlayWorks3500
WindowsMe(常駐ソフト:ウイルスバスター、B'sClipなど)

 




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