2001/08/18公開
2001/08/31更新

Max Payne Benchmarkingへ

一人称視点MODへ

MAX PAYNE (英語版日本語マニュアル付)

ゲーム内容
発売前から評判の高かった3Dアクションゲーム「Max Payne」(マックス・ペイン)の英語版(日本語マニュアル付き)が2001年8月10日にピーアンドエーより発売されました。そうそうに購入してみました。

スタート画面
ゲームはストーリー展開式になっていて、マックス・ペインがビルの屋上でニューヨーク市警に取り囲まれるところのムービーからスタートします。

ゲームストーリーは下記
第1章:アメリカン ドリーム
第2章:地獄での寒い日
第3章:天国に近づいた
の3章からなっています。ただし、New Gameでは第1章からのスタートで途中の章からのスタートはできません。

ゲームの難易度は、
1.Fugitive       :プレーヤーのレベルに合わせる自動スキルレベル調整システムが採用されます。
2.Hard-Boiled    :ゲーム難易度がアップします。
3.Dead On Arrival  :難易度はかなり高くなります。
4.New York Minute :時間制限のあるモードです。
ただし、Hard-BoiledとNew York MinuteはFugitiveをクリア、Dead On ArrivalはHard-Boiledをクリアしないとプレイできません。

ゲーム操作に慣れるためのTutorialがあります。

ストーリーは全て英語なので、ピーアンドエーは、ストーリ対訳の日本語ガイドサイトを設けています。英語に弱い方(私です)は大変参考になります。サイトのURLは日本語マニュアルに「Max Payne 特別攻略情報」として記載されています。(このURLの紹介は禁止されています)

話は三年前に遡って、その時マックス・ペインはニューヨーク市警の刑事だったのですが、麻薬中毒者に妻子を殺害され前から誘いのあった秘密捜査官になるのでした。マックス・ペインは妻ミッシェールと子供が死んだ部屋のことを忘れることのできない日々を過ごしながらも、ドラッグを売りさばくマフィアを追い続けて行きます。しかし、敵の罠にはめられて警官殺しの汚名を着せられながらも、マックスはマフィアを追い詰めていくのでした。ところがマフィアを追い詰めていくと黒幕に巨大な敵がいることが分かってくるのでした。最後は巨大な敵との熾烈な死闘となります。
ここまでくると映画の話がきますね。現に映画化の話が持ち上がっているようです。

ゲーム途中でのグラフィックノベル
ゲームプレイの間にグラフィックノベルという、ゲームストーリー展開を早めたり、ゲーム中のヒントとなる情報が紹介されます。

 

Bullet Timeを使った横っ飛び撃ち
このゲームの最大の特徴はBullet Time(バレット タイム)ゲームプレイです。ゲームプレイをスローモーションにする機能で、あの「Matrix」ようにアクションシーンがスローモーションになるやつです。ピストルから発射された弾道もスローモーションとなります。
このBullet Time横っ飛び撃ちで、ベレッタ2丁拳銃やマシンガン2丁だと最高に迫力があります。

 

 

グラフィックス
このゲームはDirectX8.0aに対応しているため、DirectX8.0aの動作しない古いビデオカードだとプレイできません。本来はGeforce3ビデオカードがベスト環境だと思います。私の環境では、nVIDIAのGeforce2ULTRAなので問題なくプレイできました。
スタートアップ画面
スタートアップ画面では、ディスプレイアダプターの選択、解像度の選択、アクセラレーションの選択ができます

解像度は、640X480の16bit〜1600X1200の32bitまで選択できます。
アクセラレーションは、「D3D Hardware T&L」が標準でHardware T&L機能の無いビデオカードは自動的に「D3D Software T&L」が選択されます。

私の環境では、1024X768の32bitでD3D Hardware T&Lに設定しています。

 

グラフィック・オプション
グラフィック・オプションではさらに詳細な設定ができます。
アンチエイリアスから、ジオメトリ、テクスチャなど各種設定ができます。
私の環境では、アンチエイリアスは使用しないで、他は全て「High]の設定にしています。

 
革ジャンのテカリ具合がいい ピストルの炎が綺麗 雪が舞い降りるシーン

上記以外にも、ホテル内の爆発のシーンは、全体が炎に包まれ大迫力です。画像が取れたら掲載します。

 

サウンド
サウンドはDirectSound100%互換になっていて、EAXには対応していません。

AUDIO設定

AUDIO設定は簡単になっています。でも、プロローグからヘリコプター、サイレン、風の音で3Dサウンドを最大限に演出し迫力もあります。ゲーム中の爆発音も大迫力です。また、Bullet Time使用時の心臓の音はスローモーションを効果的に演出しています。
バックに流れる音楽もなかなか渋い感じでいいです。(好き嫌いはありますが)

 

操作性
ゲームプレイ時の視点は3rdパーソンビューとなっていて、スナイパー銃を使用する時のみスコープからの視点となっています。

プレイ時の視点 スナイパー銃のスコープ視点

なんていっても先に紹介したとおり、このゲーム操作でのキーポイントはBullet Timeをいかに使用するかで、敵からの銃撃をかわしながら攻撃します。

Bullet Time使用の攻撃 Bullet Timeでの横っ飛び撃ち

マウス右ボタンを押すとBullet Timeが機能し始めます。ただし、無制限に使用することはできなく、画面の砂時計で残り時間がわかります。砂時計の時間が無くなるとマウス右ボタンを押してもBullet Timeは機能しません。また、ショートドッジといってBullet Timeの時間を少しだけ使う機能があります。これを使用すると右、左、前、後へスローモーションで飛ぶことができます。このショートドッジは、敵の攻撃をとっさにかわすのに有効です。
銃の弾は、「R」キーで装填しますが打ち続けている最中に弾が無くなると自動装填されます。

その他、キー操作は他のアクション系ゲームとほぼ同じなので戸惑うことはありませんでした。

 

総合評価
アクション系のゲームはあまり持っていないのですが、「SHOGO」、「SOLDER OF FORTUNE」と3本目です。

一応、独断と偏見で評価点を付けてみました。

ゲーム内容は、いままでに無いBullet Timeゲームプレイというスローモーションを取り入れたことです。これだけでも満点です。自動スキルレベル調整システムのお陰で初心者でもどんどんゲームを進めることができます。でも、完全に日本語化すればもっと面白くなると思います。

グラフィックは、かなり綺麗です。それに、「SOLDER OF FORTUNE」のように頭が吹っ飛ぶようなシーンもなく日本人向けには好ましいゲームだと思います。でも、血は出ます。ペアレントロックを使用すれば出血はしなくなります。また、好ましくないシーンはカットされます。この手のゲームには必ずある機能です。
グラフィックは最高設定にしていますが、かなり軽快に動作します。GeForce3でなくても十分楽しめます。下記の動作環境なので、これで重いとちょっと考えてしまいますけど。ただし、VGAのコア、メモリーのクロックはベンチマークを取るときより下げています。同じクロックにすると発熱のためかテクスチャー抜けが発生します。

サウンドはEAXが無いので点数を下げています。しかし、DirectSoundに対応していれば十分だと思います。4.5点というところですが0.5点はないので。

操作性で点数を下げたのは、「SOLDER OF FORTUNE」との比較になります。「SOLDER OF FORTUNE」では物陰からの攻撃ができたので、この操作が欲しかったです。後、スナイパー銃でのスコープのズーム調整が出来ないのが惜しかったです。

その他では、開発にMadOnionのメンバーも加わっていたとどこかのサイトで目にしたのですが、やはり3DMark2001に登場する人物もゲーム中に登場します。それと、革ジャンのテカリ具合似てますよね。というより同じですかね。

 評価点
ゲーム内容
グラフィック
サウンド
操作性
★★★★★
★★★★★
★★★★☆
★★★★☆
5点
5点
4点
4点
合計   18点

評価環境

CPU
メモリー
VGA


マザー
サウンド
スピーカー
OS
intel PentiumV FSB150X7.5=1.125GHz
PLUSS PC133 CL3 256X2=512MB BIOS設定2-2-2 5/7
ELSA GRADIAC ULTRA (GeForce2ULTRA)
コアクロック=270MHz、メモリークロック=490MHz
nVIDIAリファレンスドライバーRev12.41
TUSL2-C
Creative Sound Blaster Live! XGamer
Creative PlayWorks3500
WindowsMe(常駐ソフト:ウイルスバスター、B'sClipなど)

 


Max Payne Benchmarking
Max Payneを使用したベンチマーク用MODが公開されましたので紹介します。

1.最初にMax Payne Benchmarking用のMODをここからダウンロードしてください。ダウンロードしたzipファイルを解凍しMax Payneのディレクトリにコピーします。

2.Max Payneのショートカットのプロパティにコマンドラインを追加します。
コマンドラインの追加

コマンドラインの追加はプロパティのリンク先の項目に半角スペースを空けて下記のコマンドラインを入力し適用し保存します。

-developerkeys
ベンチマーク取得中にF11キーを押すと、FSP値など各種情報が表示されます。

-screenshot
ゲーム中にF10キーを押すとスクリーンショットを撮ることができます。画像はゲームのインストールされているフォルダにscreenshotsフォルダが出来その中にスクリーンショットが保存されます。ただし、tga形式のファイルなのでこのファイルをサポートしている画像編集ソフトが必要です。

-nodalog
ゲーム起動時のスタートアップ画面を表示しないようにします。

-skipstartup
ゲーム起動時に流れるムービーを表示しないようにします。

リンク先の入力例です
"C:\Program Files\Max Payne\MaxPayne.exe" -developerkeys -screenshot


3.Optionの設定変更

Optionsの変更 VIDEOの設定

スタートアップ画面のOptions設定ではFiltering Modeでは「Anistropic」以外を選択します。


VIDEO設定のTexture Sharpnessは「HI」の最高に設定します。


4.ゲームの開始
Choose Customized Game の選択

スタートアップ画面のChoose Customized Game で「benchmark-mod」を選択し「Play」ボタンを押します。

5.ベンチマークメニュー画面
メインメニュー Becnhmarkメニュー

メインメニューには「Load Becnhmark Sence」が追加されます。

Benchmarkメニューでは、4項目選択できるようになっています。

6.ベンチマーク開始
ベンチ結果

ベンチマークメニューを選択し、F11キーを押すとベンチマークが開始されます。ベンチ結果の表示は、ゲーム中の最高、平均、最低のFPS値が表示されます。

注)「Max Payne Benchmarking」の使用及び設定は自己責任において行ってください。



一人称視点MODの紹介
非公式ながらMaxPayneを一人称視点でプレイするMODが公開されました。
MODはここからダウンロードしてください。

1.ダウンロードしたzipファイルを解凍しMax Payneのディレクトリにコピーします。

2.ゲームの開始
Choose Customized Game の選択 メインメニュー

スタートアップ画面のChoose Customized Game で「Eep Multi」を選択し「Play」ボタンを押します。

「New Game」でゲームを開始します。メニュー画面には第一章、第二章、第三章各々の章からゲームを開始できる項目が追加されています。

3.ゲームプレイ中の画面

三人称視点でのプレイ 一人称視点でのプレイ

一人称視点でのプレイもかなり迫力あります。また、Bullet Time機能も使用することが出来ます。

一度、ゲームをクリアした方にお勧めです。


注)このMOD使用は自己責任において行ってください。


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