2005/10/09公開


GPL 65MOD インストール方法

Grand Prix Legends & Patchs(輸入英語版)

ゲーム内容
1998年に発売されてたGrand Prix Legends(以降、GPL)ですが、レーシングシミュレータを語る時、このGPL抜きにすることはできません。最近では、「GTR」「Live for Speed S2」「rFactor」のレーシングシミュレーターが発売されていますが、いまだに、人気は衰えません。

メインメニュー
マシン選択

ゲームプレイには、4モードがあります。
1.Worl Championship 全11戦します。
2.Single Race Worl Championship レースを単独でプレイします。
3.Training 練習走行、マシンセットアップ用です。
4.Multiplayer ネットワーク対戦です。

マシンは
1.Ferrari 32
2.Lotus-Ford 49
3.Murasama MA-310 (Honda RA300)
4.Repco-Brabam BT34
5.BRM P115
6.Coventry 19R
7.Eagle-Weslake T1G
の中から選択します。


ドライビング・ビュー

ドライビングのビューは「F10」キーで下記の2つを切り替えて使用することができます。
コックピットビュー 後方ビュー


リプレイ


今回からリプレイ表示は全画面表示が可能になりました。前作のリプレイ画面から進化しています。
リプレイ画面 リプレイ全画面表示



ゲームインストール方法

1.GPLのゲームCDをCD(DVD)ドライブに入れるとインストール画面が起動するので画面左上の「install game」をクリックすると下記の画面に変わります。
インストール画面

2.画面右下の「install game」をクリックすると、しばらくしてからゲームインストールが開始します。(ちょっとダンマリ状態になりますがそのまま待ちましょう)
3.画面の指示に従いインストールを進めるとWAVファイルを再生し「System Testing」ダイアログが表示されるので再生が成功したら「はい」をクリックし画面を進めます。
4.「Setup Type」選択画面では「Full」を選択します。

Setup Type 選択画面

5.いくつかダイアログが表示されますが「OK」で画面を進めると、「Choose Graphics Option」画面が表示されます。

Choose Graphics Option 画面


6.「Choose Graphics Option」画面では、「Software」を選択します。
7.インストールが終了すると、再起動のダイアログ画面が表示されますが「NO」で画面を終了します。

再起動画面

8.最初のインストール画面に戻るので「exit」をクリックします。

インストール画面を終了

9.Ver 1.2.0.1アップデート画面表示されるので「はい」をクリックするとアップデートが開始します。

Ver 1.2.0.1 アップデート画面

10.その他のパッチをインストールします。ゲームCDを開いて「Patches」フォルダーを開くと3種類のパッチが存在します。

パッチファイル

11.「gpl_uk1.2 patch.exe」はVer 1.2.0.1のパッチですが先にインストール済みなのでなにもしません。
   但し、パッチインストール前にPCを再起動してしまった場合は、「gpl_uk1.2 patch.exe」をクリックしてパッチをインストールします。
12.「Patches」フォルダー内のDirect3D用の「gpl_d3d.exe」をインストールします。
13.次に、「gpl_cpufix_uk.exe」をインストールします。「gpl_cpufix_uk.exe」をインストールするとVer 1.2.0.2になります。
14.PC再起動ダイアログが表示されるので「OK」をクリックすると再起動します。

ファイル名の異なるVer 1.2.0.1パッチファイルの場合
UKバージョンでも、古いもの(化粧箱入り版)だとパッチファイル名が異なる場合があります。その場合のアップデート方法です。

1.ゲームCDを開くと「patch」フォルダー内に「gpl_uk1.2._so.exe」(自己解凍形式になっています)が入っています。
2.「gpl_uk1.2._so.exe」をダブルクリックすると解凍画面が表示されます。
3.テンポラリーなフォルダーに解凍します。
4.解凍したファイル全てを、「C:\SIERRA\gpl」フォルダーに上書きをします。
5.「gpl_d3d.exe」「gpl_cpufix_uk.exe」は、ゲームCD内には無いのでここから入手してインストールします。
6.「gpl_cpufix_uk.exe」をインストールするとVer 1.2.0.2になります。

ここの「patch_12_uk.zip」をインストールするとゲーム起動時にエラーとなりますので注意してください。

15.このままでは、ステアリングコントローラのForcefeedBackが有効になっていません。
16.「C:\SIERRA\gpl」フォルダーの「core.ini.sample」ファイルを「core.ini」にファイル名を変更します。
17.「core.ini」ファイルをメモ帳で開くと [ Joy ]セクションがあります。
[ Joy ]
allow_force_feedback = 0        ; Use FF if device has it
force_feedback_damping = 40.000000 ; force feedback damping coefficient
force_feedback_latency = 0.085000  ; force feedback latency (secs)
max_steering_torque = 225.000000  ; steering torque in N*in giving max device force

18.このセクションの「allow_force_feedback = 0」を「0」→「1」に変更しiniファイルを上書き保存します。
19.GPLゲームを起動し、「Player Info」を入力します。
20.コントローラーのキャリブレーション設定画面が表示されるので設定を行います。

キャリブレーション設定画面

21.コントローラーの「Throttle」「Brake」「Shift Up」「Shift Down」「Clutch」の割付を行い、画面右下のグリーンのボタンをクリックして設定を反映させます。

コントローラーボタンの割付を行う

22.次にグラフィック設定を行います。下記の「3D Accelerator」を「NONE」→「Direct3D7」に変更します。

3D Accelerator Direct3D7に変更

23.このままでは、解像度のMaxは「640×480」なので、GPLを一度終了し、再度起動するとMaxが「1600×1200」に変わります。

GPLを再起動して解像度を変更

24.解像度は「1600×1200」を選択し、画面右下のグリーンのボタンをクリックして設定を反映させます。
注)解像度は、グラフィックカードの性能に合わせた設定にしてください。
  因みに、数世代前のGeForce4Ti4600カードでも「1600×1200」で快適にプレイできました。
25.これで、GPLをプレイできます。


TrackIR3Proの使用方法

GPLでTrckIR3Proを使用するためには、GPLshift+が必要になります。その設定方法です。

1.ここからGPLshift+をダウンロードします。
2.現在リリースされているのは、v0.710 Alpha版で、Vector Expantionがサポートされています。
3.ダウンロードした「GPLshift0710.zip」ファイルを「C:\SIERRA\gpl」フォルダー内に解凍します。
4.解凍した、「GPLpatch.EXE」をクリックします。ダイアログが表示されますが全て「OK」を選択します。
注)GPL 65MODでも、TrackIRを使用する場合は、MODインストール前にこのパッチをインストールします。
5.フォルダー内にはバックアップファイルとして「GPL.EXE-v1202euro-BeforeGPLshiftPatch0710.BAK」が作成されます。
6.フォルダー内に存在する「GPLshift.ini」ファイルを開いて[ LOOK AROUND ]セクションを下記のように変更し上書き保存します。
[ LOOK AROUND ]----------------------------------------------------------------
LookAroundMode =
1.TIR   ;OPTIONS: OFF #.BUT #.POV 1.MOU 1.TIR ;EFFECT:
Look_Left45d_Button =
45   ;Select a number for LOOK LEFT in 45 degrees
Look_Left73d_Button =
73   ;Select a number for LOOK LEFT in 73 degrees
Look_Left122d_Button =
122 ;Select a number for LOOK LEFT in 122 in degrees
Look_Right45d_Button =
45  ;Select a number for LOOK RIGHT in 45 degrees
Look_Right73d_Button =
73  ;Select a number for LOOK RIGHT in 73 degress
Look_Right122d_Button =
122 ;Select a number for LOOK RIGHT in 122 degrees
ReCenter =
1.0         ;OPTIONS: #.# #.## ;EFFECT:

※ReCenterは、TrackIRのセンターリングを行うときのコントローラーのボタン番号を設定します。「GT Force Pro」のボタンと番号の対応は下記の通りです。

ボタン 番号 ボタン 番号 ボタン 番号
× 1.0 R2 1.6 R3 1.10
1.1 L2 1.7 L3 1.11
1.2 SELECT 1.8
1.3 START 1.9

7.上記のセクションが1.TIR」の設定になっている場合、[ TrackIR LIFT ARM ]セクションに1〜5の番号を設定すると、TrackIRヘッドの動きで拳を上げます。
  但し、このセクションを設定すると左右を見ることはできなくなります。「SPACE」キーを押せば同じ動作をするので、こちらをお勧めします。
[ TrackIR LIFT ARM ]-----------------------------------------------------------
LiftRightArmLevel =
5   ;OPTIONS: 0 1 2 3 4 5 ;EFFECT:

拳を上げるポーズ

8.TrackIRを先に起動してからGPLを起動ます。TrackIRが起動されていないとエラーとなります。




グラフィック
7年前のゲームなのでグラフィックは冗談にも綺麗とはいえません。ところが、いろいろなカーセットが出ていてこれをインストールするとカーモデルはいままでとは別物になり最新ゲームと同じくらい綺麗なカーモデルへと変身します。カーモデルの代表的なものは、GPLEAとJF Carsetsがあります。また、いろいろトラックも追加が可能です。ここでは鈴鹿サーキットを追加してみます。そこでセットアップ方法を説明します。


J.GPLEA及びJF Carsetsのカーセットインストール方法

セットアップには、「GPLCarSet Manager」が必要になりますが、これを置いてあるサイトが見つかりませんでした。そこで、前にダウンロードしてあった「GPLCarSet Manager v1.0.2」をここに置いておきますのでマウス右クリックで「対象をファイルに保存」でダウンロードして使用してください。

1.カーセットをダウンロードします。(説明はGPLEAを元に進めます)
 GPLEAのカーセットは「http://gplea.rscsites.org/」からダウンロードしてください。
 JF Caesetsのカーセットは「http://www.mosportgp.com/jfcarsets/」からダウンロードしてください。
2.ダウンロードしたファイルをクリックすると自己解凍しますので、適当なフォルダーに解凍します。カーセットのフォルダーが出来上がります。
  下記の例では「GPLEA Lotus49 v3.1」フォルダーが出来上がります。
3.「GPLCSM.zip」を解凍します。

GPLEA Lotus49 v3.1 カーセットファイル

4.「GPLCSM.exe」を起動し、カーセットの解凍されたフォルダーを選択します。

GPLCSM設定画面

5.「Add Files」ボタンをクリックすると自動的にカーセットが置き換わります。「Remove Mode」を押すと元のカーセットに戻ります。
6.下記は、オリジナル、GPLEA、JF Carsets の比較画像です。

オリジナルFerrari312コックピット GPLEA Ferrari312コックピット JF Ferrari312コックピット
オリジナルFerrari312 GPLEA Ferrari312 JF Ferrari312
GPLEA Honda RA300

7.自分の好みのカーセットを入れて楽しんでください。


K.トラックの追加方法

オリジナルでは11のトラックを走行することが可能ですが、いろいろなトラックも出ていますので「鈴鹿サーキット」を追加してみましょう。
鈴鹿サーキット」のトラックデータはここからダウンロードします。

1.ダウンロードした「suzu00_beta01_e.zip」を適当なフォルダーに解凍します。「TrackInstall.exe」でトラックをインストールします。

鈴鹿サーキットzipファイル解凍

2.インストール画面で「Install Track」をクリックするとインストールが開始されます。

鈴鹿サーキットインストール画面

3.インストールが終了すると下記のダイアログが表示されます。

インストール終了

4.さて、GPLを起動してみるとトラック選択画面で「鈴鹿」が選択できるようになりました。

鈴鹿サーキット選択

5.それでは、早速「鈴鹿サーキット」を走行してみましょう。

最終コーナー、観覧車も再現されます
メインスタンド前のストレートです





サウンド
DirectSound3DやEAXに対応していませんが、実車からサンプリングしているのか臨場感あふれるサウンドです。

サウンド設定画面



操作性&挙動
マシンのコントロールは、非常に難しく挙動は1960年代当時のマシンとほぼ同じであるという話を聞いたことがあります。最新のレーシングマシンのようなグリップの高いタイヤを履いている訳ではないので、グリップ重視の操縦は通用しません。コーナー進入時には、加重移動を行いドリフトしながらコーナーを抜けていかないと、タイムを縮めることができません。それがゆえに敷居の高いゲームとなっています。自分のテクニックの限界がゲームの限界となり、テクニックを磨くことが楽しくなるゲームでもあります。
マシンのセッティングはかなり細かく設定が可能で、セッティングの良し悪しもタイムに影響します。

サスペンション設定
ミッションギア比設定



総合評価
このゲームは、アーケード的なレースゲームを好む方には不向きなゲームです。また、マシンコントロールが難しいのでドライビングテクニックのレベルが低い時は、わまり面白くないと思います。ところが、トレーニングを積み重ねテクニックが向上してくれば楽しくなります。更に、テクニックを磨けば、ドライビングしていることが更に楽しくなるというゲームです。最近では、「GT Legends」という箱もの系のレーシングシミュレーターがリリースされているので、人気は徐々に移るものと思われますが、1960年代のF1をプレイできるのは唯一、「GPL」しかありません。しかし、PAPYRUSが無くなった現在、生産も終了してしまっているのか市場での入手はかなり難しくなっています。FREX GPではまだ在庫を持っているようです。

評価点
ゲーム内容
グラフィック
サウンド
操作性&挙動
★★★★★
★★★★☆
★★★★★
★★★★★
4点
5点
5点
5点
合計   19点

 動作環境
CPU
メモリー
VGA
マザー
サウンド
スピーカー
OS
コントローラー
intel Pentium4 3.2GHz Hyper-Threading ON
Winbond BH-5 256MB×4 = 1GB PC3200 CL2.5
ATI RADEON X850XT PE(CATALYST 5.9)
Asus P4C800-E Deluxe (i875P)
Creative Sound Blaster Audigy 2 Digital Audio
Creative PlayWorks3500
WindowsXP Professional SP2 DirectX9.0c
ロジクール GT Force Pro (USB)、FREX GP Shift+、FREX GP Pedal kit 

 




GPL 65MOD
1965年のF1をモデルにしたGPL 65MODのインストール方法です。
注)事前に「gpl_cpufix_uk.exe」をインストールしてVer 1.2.0.2にします。Ver 1.2.0.1ではゲームが起動しないので注意しましょう。

J.GPL 65MODのダウンロード

1.GPL 65MODは下記サイトからダウンロードします。
http://55and65.speedgeezers.com/gpl65/downloads.html
2.上記サイトから「FULL GEM+2/iGOR package - v1.1」(37.1MB)をダウンロードします。


K.地域と言語のオプションの設定変更

1.「地域と言語のオプション」が米国の設定になっていないとインストールができないのでこれを変更します。
2.「スタート」-「コントロールパネル」-「日付、時刻、地域と言語のオプション」-「地域と言語のオプション」を開きます。
3.「地域オプション」タグの「日本」及び「日本語」となっている箇所を「米国」および「英語(米国)」に変更します。

地域オプションの変更

4.「詳細設定」タグの「日本語」になっているのを「英語(米国)」に変更します。

詳細設定の変更

5.「適用」ボタンをクリックと下記のダイアログが表示されので「はい」をクリックします。

詳細設定

6.「再起動」のダイアログが表示されるので「はい」をクリックしてPCを再起動します。

再起動


L.GPL 65MOD のインストール

1.ダウンロードした「GPLS_1_1_Full.exe」をクリックしてインストールを開始します。下記の警告ダイアログが表示されますが「実行」をクリックします。

GPL 65MOD インストール開始

2.GPLS_1_1_Fullの解凍処理実行開始画面が表示されるので「Accept」をクリックします。解凍処理が実行します。

GPLS_1_1_Fullの自己解凍画面

3.下記の「GEM+2&iGOR」インストール画面が起動したら「NEXT」ボタンで画面進めます。

「GEM+2&iGOR」インストール画面

4.「C:\Program Files\GPLSecrets\GEM+」フォルダー内の「GEMP2.exe」を起動します。

GEMP2を起動

5.Language選択画面が表示されたら「English」を選択し「OK」をクリックします。その後のダイアログでは「はい」及び「OK」で進めます。

Language選択画面

6.画面を進めると下記の画面が表示されます。左下の「赤い旗」をクリックして画面を終了させます。
注)画面内の項目は何も変更しないよう注意してくだい。変に変更するとオリジナルのGPLプレイでマシンが65年カーモデルになってしまいます。

GEM+設定画面

7.下記のダイアログが表示されたら「はい」をクリックし変更内容を保存します。

変更保存ダイアログ

8.「C:\SIERRA\gpl」フォルダー内に下記のexeファイルが出来上がります。「GPLc65.exe」がGPL 65MOD起動用です。

「C:\SIERRA\gpl」フォルダー

9.「GPLc65.exe」のショートカットをデスクトップ上に作成します。
10.最後に、「地域と言語のオプション」を「日本」及び「日本語」に戻しPCを再起動すれば完了です。

GPL 65MOD メニュー
チーム選択画面
LOTUS33コックピット
LOTUS33







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