2002/07/08公開



Grand Prix 4(輸入英語版)

ゲーム内容
Grand Prix4(以降、GP4)は、前作のGrand Prix3(以降、GP3)の続編で、GP3登場から2年近く経っています。それゆえに期待も大きいF1ゲームソフトです。内容は、F1 2002と同じで2002年F1マシンを17のサーキットでドライビングすることができます。今回レビューしたソフトは海外では6月にデビューした輸入英語版です。

メインメニュー
マシン&ドライバー選択
ゲームプレイには、6モードがあります。
1.quickrace 予選の無い、お手軽なグランプリ・レースを楽しむことができます。
2.quicklap ピッとからのスタートではなく、いきなりコース上からスタートします。
3.freepractise 練習走行、マシンセットアップ用です。
4.non-championchip race 17戦のグランプリ・レースを単独でプレイします。
5.championship season 本物のF1と同じく2001年シーズン、全17戦し獲得ポイントを競います。
 Multiplayerにも対応 ネットワーク対戦です。

レースの難易度は、「ace」「pro」「semi pro」「amateur」「rookie」から選択できます。


インストール方法

日本語環境では、CD-ROMから直接インストールすることができません。しかし、下記の方法でインストールすることが可能です。
1.Windowsのディスクトップ上に新規作成で「新しいフォルダ」を作成する。
2.GP4が入っているCD-ROMを右クリックして「開く」を選んでCDの中身を開く。
3.その中に「L_eme.txt」のファイルがあるのでそれ以外のファイルを全て先ほど作成した「新しいフォルダ」上にコピーする。
4.「新しいフォルダ」の中に新規作成でテキスト文書を選び「新規テキスト文書.txt」を作成する。
5.作成した「新規テキスト文書.txt」をリネームで「L馥me.txt」に変更する。
  「馥」の文字は、普通の変換では出てこないので、ここからコピーするか、IMEパッドの手書きで見つける方法があります。
6.「新しいフォルダ」の中にある「SETUP.EXE」をダブルクリックしてインストールを開始します。
7.途中でエラーが出ますが「OK」を押し「無視」を選んでインストールを続行します。
以上で日本語環境でのインストールは完了です。


ドライビング・ビュー

ドライビングのビュー下記の3つを切り替えて使用することができます。
コックピットバイザー) コックピット ノーズ



リプレイ


最大90分のリプレイが可能になってます。しかし、リプレイの保存はできません。この辺は要改善ですね。
リプレイ画面 コントロールバー消去


 

グラフィック
前作のGP3と比べるとかなり綺麗なグラフィックになっています。しかし、マシンは2001年モデルとF1 2002の後にデビューしたのに古いマシンなのはちょっといただけません。マシンのモデリングはそこそこですが、コックピットは全車共通でF1 2002と比較するとかなり貧弱で、GP3の時のコックピットそのままとういう感じです。マシンそのもののモデリングはよく描けていてリプレイを見ていてF1 2001と遜色ないものがあります。
コースは前作と比べるとかなり細かく描かれています。しかし、全体的にF1 2001やF1 2002よりコースが狭い印象を受けます。これは、コース周辺の木がコース上に覆いかぶっているためではないかと思います。そのためか実際のサーキットと違った印象を受けます。更に、鈴鹿サーキットは、F1 2002より各コーナーがきつくなっていてF1 2002とはかなり印象の違うコースになっています。
GP4で特筆すべきグラフィックは、バイザー越しにドライビングできることです。雨天時に雨粒がバイザーに当たる時の表現は非常によくできてます。また、リプレイ時に、遠く陽炎の中からマシンが出てくる表現もリプレイを見ていて感動します。そのほかにかなり細工がされていて予選時ガレージ内にマシンを止めているときは、ディスプレイが出現し、予選の進行を見ることができます。それと、ガレージにマシンを入れる時や、ピットストップの時のピットクルーの動きもなかなか面白いです。

解像度設定画面 グラフィック設定画面
クラッシュシーン 雨の鈴鹿ストレート
後方車の陽炎を再現 ウィングも交換
予選ではディスプレイが出現 マシン&ドライバーは2001年モデル

解像度は640X400〜1600X1200の32bit,、640×480と800×600は16bitを設定できます。各種のディテールも設定することができます。

 

サウンド
前作とあまり変わり映えしません。ちょっと、チープなサウンドでF1 2002と比較するとかなり劣ります。

サウンド設定画面
サウンドは、DirectSound3DとEAXに対応していす。
各種のボリュームコントロールはできるようになっています。

 

 

操作性&挙動
マシンの挙動は、今ひとつしっくりきません。ハンドルの切れ角とタイヤの切れ角が一致していなく(コックピット(バイザー)ビューのところを見るとハンドル切っているのにタイヤは真っ直ぐです)、またマシンの向く方向とも一致していないため、プレイしていて違和感があります。また、タイヤやサスペンションの動きが路面の変化をシミュレートしていないようなので目から入る情報とマシンの挙動の不一致に違和感を覚えます。
アクセルコントロールも、今ひとつでF1 2002だとコーナー立ち上がり時はリアのトラクションをコントロールしながらアクセルONしていくのですが、GP4だといきなりアクセルをガバッとONしてもリアがスライドすることがあまりありません。それに、エンジンストールしてエンジンストップすることもないし、ちょっと、アーケードっぽい感じを受けます。しかし、レイン時はさすがに微妙なアクセルコントロールが必要になります。
しかし、この挙動も慣れるとなかなか面白いです。それに、AI車はF1 2002より良くできていて後方でうろちょろすることはなく、激しくバトルすることができます。

コントローラー設定
コントローラーはPlug&Playにより自動認識しますが、MSFFBWだとギアシフトがハンドル裏のスイッチが使えません。そのため、コントローラー設定はユーザー設定を選択しています。ユーザー設定だとかなり細かく設定することが可能で、いろいろ設定すると、かなりプレイしやすくなります。


車のセッティング
車のセッティングは、F1 2002よりは少なく、キャンバーやトーインの設定項目はありません。しかし、テレメトリーシステムは健在です。


 

総合評価
前作のGP3からはかなり進化したと言っていいと思います。しかし、F1 2002と比較するとちょっとF1シミュレーターと呼ぶには物足りなさを覚えます。それと、ゲーム全体が重くてマシンの動くスピードがスローモーションのようになります。これは、内部処理に時間がかかっているためではないかと思われます。
ほかのサイトでも、いいことの書かれていないGP4ですが早くパッチを出して汚名挽回してほしいものです。
なんだかんだ言っても、AI車とのバトルは面白いです。これは、F1 2002より上です。
現状では、F1 2002と比較すると辛口の評価になってしまいます。


 評価点
ゲーム内容
グラフィック
サウンド
操作性&挙動
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
★★★★☆
4点
4点
4点
4点
合計   16点


 動作環境
CPU
メモリー
VGA


マザー
サウンド
スピーカー
OS
コントローラー
AMD AthlonXP2200+ FSB141X13.5=1.9GHz
Crucial PC2100 CL2.5 256X2=512MB
ELSA GRADIAC 925ViVo (GeForce4Ti4600)
コアクロック=310MHz、メモリークロック=720MHz
nVIDIAリファレンスドライバーRev29.80
Gygabyte GA-7DXR+(AMD761)  BIOS F4
Creative Sound Blaster Live! XGamer
Creative PlayWorks3500
WindowsXP Professional
Microsoft SideWinder Force FeedBack Wheel (USB)

 


 

 

 


 


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