2002/05/10公開
2002/07/06更新


F1 2002(輸入英語版)

ゲーム内容
F1 2002は、前作のF1 2001ゲームの続編で、2002年F1マシンを17のサーキットでドライビングすることができます。今回レビューしたソフトは海外では6月にデビューした輸入英語版です。

メインメニュー
RACEセッションオプション選択
ゲームプレイには、6モードがあります。
1.Championship 本物のF1と同じく2002年シーズン、全17戦し獲得ポイントを競います。
2.RACE セッションオプション選択で、17戦中の各々のグランプリ・レースをプレイしたり、予選の無い、お手軽なグランプリ・レースを楽しむことができます。
3.Test day 練習走行、マシンセットアップ用です。
4.Driving shool 練習用マシンを使用してのドライビング・スクールです。
5.Multiplayer ネットワーク対戦です。


ドライビング・ビュー

ドライビングのビュー下記の4つを切り替えて使用することができます。(私は、コックピットのビューでプレイします)
コックピット TVコックピット ノーズ 後方


ドライビング・スクールモード

前作同様に、ドライビングスクールも健在です。二人乗りまたは三人乗り練習用マシンで全16コース中、7コースを使用してのドライビング・スクールです。練習用サーキットには鈴鹿サーキットもあり嬉しい限りです。各コースは3セクターに分けてスクーリングし、仕上げにコース1ラップを走行します。ドライビング・スクールではコースのライン取り、ブレーキング・ポイントを学びます。各コースのセクター毎、1ラップの走行タイムによって「Gold」「Silver」「Bronze」が与えられます。
スクールで使用する三人乗マシン


リプレイ


今回からリプレイ表示は全画面表示が可能になりました。前作のリプレイ画面から進化しています。
リプレイ画面 全画面表示


 

グラフィック
デモ版のレビューでも触れていますが、グラフィックは前作よりかなり綺麗になっています。コースのモデリングはデモ版のALBERT PARKサーキットで前作との違いはわかりましたが、鈴鹿サーキットでは更に違いがはっきりして、細かなところまで美しく再現されたモデリングとなっています。レース走行中でも、コースの周りに目を奪われることもしばしばありました。
車は2002年カーモデルとなっていて、特にコックピット周りは前作よりも細かなところまで忠実に描けています。デモ版レビューでF1 2001との比較画像がありますので参考にしてください。

解像度設定画面 グラフィック設定画面
タイヤスモークも更にリアル クラッシュもリアルです(雨の鈴鹿)
綺麗にコースを再現 2002年カーモデル

解像度は640X400の16bit〜1600X1200の32bitまで設定できます。リフレッシュレートも変更でき、60、70、72、75、85、100、120を選択できます。各種のディテールも設定することができます。この辺は、前作と同じです。

 

サウンド
前作同様、臨場感あふれるサウンドは今回も健在です。今回もエンジンサウンドは全車共通になっていて、前作との違いはあまり見られませんでした。

サウンド設定画面
サウンドは、今回もDirectSound3Dのみの対応で、EAXには対応していません。
各種のボリュームコントロールはできるようになっています。

 

 

操作性&挙動
マシンの挙動は、前作でもかなりの完成度だったので極端に良くなった感じは受けませんでしたが、鈴鹿のダンロップコーナーやスプーンコーナー入り口でのマシンの跳ねが少し押さえられたように感じます。

コントローラー設定
コントローラーはPlug&Playにより自動認識します。コントローラーの設定画面ではキーコンフィギュレーションやフォースフィードバックの強さを変更することができます。
今回からコントローラーのRatesを調整することができるようになりました。特にクラッチはラウンチコントロールの調整が可能になったことはうれしいです。この調整は、クラッチのボタンを離してから繋がるまでの時間を調整することができます。


車のセッティング
車のセッティングは、設定項目が多くかなり細かくセッティングすることができ本格的です。今回から、テレメトリーシステムが追加され本格的になりました。


 

総合評価
一見すると前作と差ほど違いが無いように見えますが、マシンやコースのモデリングを見直してより忠実に描画されて一段と美しいグラフィックとなっています。挙動も、見直されたようで若干良くなったようです。リプレイが全画面になったり、テレメトリーシステムが追加になったりと、着実に進化しているといえます。しかし、AI車の挙動はどうにもいただけません。この見直しは行われなかったのか、ちょっと不満です。鈴鹿サーキットの第一コーナーでは、必ずコースアウトするマシンがありクラッシュが発生します。また、天候を「Monsoon」にして、鈴鹿サーキットでプレイすると、AI車はストレートのスタート地点で急激にスピード落とすという、とんでもない挙動をします。これは、次回作ではAI車の挙動をもっと見直してほしいものです。
このゲームで、AI車と激しいバトルをプレイしたいと言う方にはかなり不満の出るゲームかと思います。しかし、それ以外では、マシンの挙動もすばらしく、グラフィックも綺麗でbPのF1ゲームだと思います。


 評価点
ゲーム内容
グラフィック
サウンド
操作性&挙動
★★★★☆
★★★★★
★★★★★
★★★★★
4点
5点
5点
5点
合計   19点


 動作環境
CPU
メモリー
VGA


マザー
サウンド
スピーカー
OS
コントローラー
AMD AthlonXP2200+ FSB141X13.5=1.9GHz
Crucial PC2100 CL2.5 256X2=512MB
ELSA GRADIAC 925ViVo (GeForce4Ti4600)
コアクロック=310MHz、メモリークロック=720MHz
nVIDIAリファレンスドライバーRev29.80
Gygabyte GA-7DXR+(AMD761)  BIOS F4
Creative Sound Blaster Live! XGamer
Creative PlayWorks3500
WindowsXP Professional
Microsoft SideWinder Force FeedBack Wheel (USB)

 




F1 2002 WORK IN PROGRESS DEMO (英語版)

WORK IN PROGRESS DEMO 2002/5/10
EA SPORTSからF1 2001の続編F1 2002のデモ版がリリースされましたので、ミニミニレビューです。正式版は6月発売予定のようです。
プレイできるのは、「TEST DAY」「RACE」の2種類で、マシンは「Ferrari」「McLaren」「Williams」「Sauber」の4車種から選択、コースはAUSTRARLIAのALBERT PARKサーキットのみです。
プレイショット
AI車の挙動はかなりよくなっていて、接近すると挙動が怪しくなるようなこは無くなりました。
それと、エンジン回しすぎるとエンジンブローします。


F1 2001とF1 2002の画像を比較してみました。全体的に綺麗になっています。その分フレームレートがF1 2001で60fps前後だったのがF1 2002だと50fps前後と重くなっています。(GLADIAC 925ViVo、解像度1280×1024、FSAA 2Sample)
画像比較
F1 2002 F1 2001
雨のコースはどちらも「Monsoon」です。F1 2002の方はたまに雷がピカッと光ります。同じに見えますがよく見ると木やフェンスの描画が細かく綺麗になってます。そのためか、プレイしていてもコース走行中に周りの景色が綺麗に目に入ってきます。コックピットはかなりリアルに変わっていて、WilliamsBMWを見ると一目瞭然です。
ハンドリングは軽くなったと思いますが私の環境だけでしょうか?もうちょっと重くてもいいかと思いますが調整はフル100%なのでこれ以上重く出来ません。この辺は各人の好みがありますけどね。後、前作にもあったレース中に天候が変わるオプションがあります。「SESSION OPTIONS」の「WEATHER CONDITIONS」を「Changing Weather」にするとレース中に晴天だったのがレースの進行に伴って曇りになり雨が降り出したりします。デモではピットストップが有効じゃないので製品版でレース中にレイン用タイヤへ変更出来るかはちょっと不明です。

F1 2001自体がグラフィック、車の挙動はかなり完成されたゲームですが、F1 2002はそれを損なうことなくより洗練させてきたという感じです。車のセッティングにはかかせないテレメトリー機能も入っていますがデモ版では機能しませんでした。とにかく正式版が出てくるのが楽しみなPCゲームの一つです。

デモ版ダウンロードは、ここここここからどうぞ。

 

 

 

 


 


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