2016/06/20公開



PlayStation オフィシャルライセンス商品 グランツーリスモ6推奨モデル
     THRUSTMASTER T500RS GT RACING WHEEL (輸入版)
です



輸入版の「Logitech G27 Racing Wheel」(北米版)を4年近く使ってきたので、ここでPlayStationオフィシャルライセンス商品でTHRUSTMASTER社の「T500RS GT RACING WHEEL」へ交換しました。国内正規品の流通量が非常に悪く手に入らないので、輸入版を購入しました。購入したのは2015年の8月です。


1.T500RS GT RACING WHEEL の仕様

T500RS GT RACING WHEELの仕様
ステアリングホイールサイズ直径mm:300
・ステアリング本体サイズ(W x D x H) mm : 310 x 340 x 220
・ペダル本体サイズ(W x D x H) mm : 350 x 425 x 320
・本体重量 kg : 4.6(ステアリング部)、7.3(ペダル部)
※国内版では対応機種がPS3となっていますが、輸入版はWindowsXP、Vista、7 に対応となっています。輸入版ですがPS3及びWindows10で動作しました。

PS4利用時の注意点
PS4のゲームでT500RSを利用することが可能ですが各ゲームタイトルの開発メーカーの対応内容によって異なるようです。
T500 RS レーシングコントローラーは、PS4のゲーム内では認識されますが、ゲーム機本体のメニューでは認識されません。ステアリングホイールの "SHARE" および "PS" ボタンは、PS4用レーシングゲーム内では機能しないので、 "SHARE" および "PS" ボタンの機能を利用する場合はゲームパッドで利用する必要があるようです。
※Thrustmasterサイトの互換情報を掲載しました。

T500RS GT RACING WHEEL化粧箱
※バンドルCDとしてゲームソフト「rFactor」が付属しています。

.T500RS ステアリングホイール本体

ステアリングホイール本体の特徴
・産業用モーターの採用と大型デュアルベルト機構を採用
・ゴム製樹脂300mmステアリングホイール
・ロック・トゥ・ロック3回転の1080°ステアリング回転
・16ビット解像度(65536ステップ)の超高精度コントロール
・アルミ製パドルシフター

T500RS ステアリングホイール本体 パドルシフター部分、本体側に固定 ステアリングホイール本体上面 ステアリングホイール本体背面

T500RS 電源&ペダルコネクタ ステアリング本体固定用クランプ ステアリング内スイッチ 本体側スイッチ
ペダルのモード切替 センターテープはビスで固定 電源ケーブル&変換コネクタ T500RS vs Logicool G27


4.T500RS ペダル本体

ペダル本体の特徴
・F1スタイル、GTスタイルのペダルポジションが可能
・フルメタル構造により安定性、重量(7kg以上)、および耐久性の最適なバランスを実現
・3 個のペダルは間隔、高さ、角度を自由に調節可能
・可変抵抗ブレーキペダル
・ノンスリップ加工のメタル フットレスト

アクセル、ブレーキ、クラッチペダル本体 ペダルをGTスタイルの吊り下げに変更

ブレーキとアクセルとの間隔が一番狭い状態

ブレーキとアクセルとの間隔が一番広い状態
分解後のペダル部分 ペダル位置を上下に調整できます ペダルの傾きを寝かせ気味に変更 ペダルの傾きを立たせ気味に変更
ブレーキの硬さ調整(通常) スプリングの箇所を取り外します スプリングの位置を上下に変更 ブレーキストロークが短くな硬くります

ペダルはF1スタイルとGTスタイルではアクセルペダルとクラッチペダルは逆転するためMODEボタンによりアクセルペダルとクラッチペダルを電子的に逆転させます。
F1スタイルはLEDは赤 GTスタイルはLEDは緑


.T500RS 設定

下記はPCのプロパティ画面です。

「Thrustmaster T500 RS Racing wheel」と認識

T500RS 「Test Input」タブ

T500RS 「Test Forces」タブ

T500RS 「Gain Settings」タブ
・ステアリングホイールの回転角を40度〜1080度の範囲で調整。
・アクセル/ブレーキの別軸(Separate)/同軸(Combined)を設定。
・ステアリングホイール、各ペダル,ボタンの動作確認。
・「Gain Settings」タブの設定内容の動作チェック。
・各ボタンで再現テスト。
・フォースフィードバックエフェクトの詳細設定。
・反力と振動の強さの調整。
・センタリング機能の調整。


1)ステアリング・ホイールのセンター値の再設定について
@T500RSに電源が入るとステアリング・ホイールが自動的に回転しセンター位置で停止します。しかし、ステアリング・ホイールがセンター位置より少しずれて停止する場合はセンター値の再設定が必要になります。
APCのコントロールパネルの「Test Input」タブの「Rotation/Angle」を「1080°」に設定します。「Axis」を「50%」のマーカーにセットし、ステアリング・ホイールがセンターにあることを確認します。センターが外れている場合は再設定を行います。
Bセンター値の再設定を行う場合、コントロールパネルを終了させWindowsのデスクトップ上で再設定を行います。
C一度、USBコネクタを抜いて再度、接続し直してステアリング・ホイールの回転が停止するのを待ちます。
Dステアリング・ホイールを左に限界まで回します (止まるまで)。
E次にステアリング・ホイールを右に限界まで回します (止まるまで)。
Fステアリング・ホイールがセンターに位置していることを確認します。次に、センター位置を維持したまま、「START」+「SELECT」+「MODE」ボタンを同時押します。
Gステアリング・ホイールの LED の色が短い間変化し、それから元の色に戻ります。これで、ステアリングホイールのセンター値がリセットされ、システムの内蔵メモリに自動的に保存されます。
HPS3/PS4の場合は、システムメニュー内でC〜Hを実行します。

2)ペダルの調整について
@T500RSをPCもしくはPS3/PS4のUSBコネクタに接続します。電源が入るとステアリング・ホイールが自動的に回転しますが、ステアリング・ホイールがセンター位置で停止するのを待ちます。
APS3/PS4の場合はゲームを起動するとステアリング・ホイールが自動的に回転するのでセンター位置で停止するのを待ちます。
Bステアリング・ホイールがセンター位置で停止する前にペダルを踏んでしまった場合はゲームを終了し、USBコネクタを一度抜いて再度、接続し直します。
Cステアリング・ホイールの回転が完全に停止してからペダル数回(3回程度)踏みます。これによってペダルの自動調整が行われます。
D "Realistic Brake"を取り付けたブレークペダルの場合、最大調整値まで到達しないので踏み込めるMAX値を数秒(3〜5秒程度)維持させブレークペダルを離します。これでブレークペダルの自動調整が完了します。


6.使用した感想

1)ステアリングについて

ステアリングはゴム製樹脂なんで「G27」の本革張りよりは見劣りします。ステアリング径は300mmと実車並みでエンボス加工されていて滑りにくくなってます。グリップの太さは程良い太さになっているのでステアリング操作がしやすくなっています。フォースフィードバック発生のモーターは産業用モーター採用により超ハイパワーとクイックレスポンスを実現しており「G27」よりかなり強烈で、16ビット(65536ステップ)の超高精度コントロールと相まってタイヤと路面とのグリップや滑っている時の感触、ダートコースの振動がステアリングを通して忠実に伝わってきます。

2)シフトについて
「G27」では6速Hパターンマニュアルシフト本体は別ユニットになっていましたが「T500RS」ではHパターンマニュアルシフトは付属せず別売となっています。Hパターンマニュアルシフトを利用する場合は別売の「TH8RS」が必要になります。
「G27」ではステアリングホイールの左右には大型のパドルシフターが付いていましたが「T500RS」ではステアリング筐体側にパドルシフトが付いておりステアリングホイールと一緒には回転しません。「G27」ではステアリングホイール側にパドルシフトが付いていたのでちょっと慣れが必要でした。

3)アクセル、ブレーキ、クラッチについて
アクセル、ブレーク、クラッチのペダルは重量感があり「G27」より格段にいい感じです。また、F1スタイル、GTスタイルとペダルのスタイルを変更できるのはうれしいです。小生はGTスタイルでゲームをプレイしています。各ペダルの間隔は自分の足サイズに合わせて3段階に間隔を調整することができます。アクセルペダルとブレーキペダルの間隔を調整することによってヒール&トゥーがやり易くなります。因みに小生は足が小さい方なのでアクセルペダルとブレークペダルの間隔は一番狭い設定にしています。
ブレークペダルはスプリングの位置を変更することによりブレーキストロークと硬さを変更することができお好みで調整できるのは嬉しいです。

4)その他
PS4と互換のある「Logicool G27」の後継モデルとして「Logicool G29」が発売され「T500RS」の後継モデルとして「Thrustmaster Gran Turismo Sport Wheel」が発売が予定されています。






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