2005/09/21公開

・ピロボールのネジが折れた、でも、TAMITAのミニ四駆のパーツが使える(2007/02/25)


FREX GP Pedal kit + Deluxe Pro Pot


GT Force Proは、ペダル不具合の発生頻度が多いようで私のGT Force Proもこの不具合が発生し交換してもすぐに再発してしいました。もともと、FREX製Pedalが欲しかったので一気に購入してしまいました。今回は、Clutch+、SimClutch+まで購入する予算が無かったので、FREX GP Pedal kit と Deluxe Pro Pot だけ購入しました。そこで、組み立て方法を調整方法を記載してみましたので参考にしてください。一応、FREX GP Pedal kit に同梱されている組み立て解説書の順に掲載しています。


1.組み立て手順

FREX GP Pedal kit + Deluxe Pro Pot 全パーツ
綺麗な化粧箱を開けるとコンパクトに収まっていました。しかし、パーツの数は多いです。


Deluxe Pro Pot の取り付け
アクセル、ブレーキの抵抗器とケーブルがセットになったDeluxe Pro Potを取り付けます。
フレーム2本を合わせた時、大きく穴の開いた方が内側にくるように抵抗器を取り付けます。
Deluxe Pro Potは組み込む前に、GT Force Proに接続して「ゲームコントローラー」の「プロパティ」を見ながらボリュームを手で回転させて動作するか確認します。
Deluxe Pro Potのケーブルは右フレーム側に通します。
抵抗器をフレーム内側から通して、抵抗器が回転しないようになっている突起部分をセンター穴の上下にある小さな穴に差し込みます。
画像はアクセル側フレームに抵抗器を入れたところです。
抵抗器を固定する先の割れたブロックパーツで軸を絞めて外れないようにします。
フレーム内側から抵抗器を指で押さえて動かないようにしながらこの固定用ブロックパーツを取り付けます。
フレームの内側から見た画像です。ブロックに通したボルトは内側からナットで絞め固定します。
ブレーキ側の抵抗器も取り付け完了した画像です。アクセル側、ブレーキ側のフレームを合わせてセロテープで仮止めします。


ペダルアームに抵抗器のリンク部分取り付け
ペダルアームと抵抗器とのリンク用の軸は、両端がネジ切りされていて3種類の長さが用意されています。一番長いものを使用します。
リンク用の軸にプラスチック製の接合部をねじ込みます。
先端が丸くなっていてネジ切りされたピローボールのようなものを、プラスチック製の接合部にかしめます。しかし、かなり硬く指では無理だったのでプラスチックハンマーで叩き込みました。
短いプラスチックには小さいスプリングを取り付けてからかしめます。
ピローボールのネジ部を抵抗器のボリュームを回転させるブロックにねじ込みます。
ねじ込む穴はブロック側に3箇所あります。画像の上はブレーキ用で真ん中の穴にねじ込んだもので、画像の下はアクセル用で一番下の穴にねじ込みます。
スプリングを取り付ける際、引っ掛けるリングの切れている方向に気をつけて取り付けます。
ペダルアームにアルミパイプを通してスクリューネジで固定します。
ボリューム回転用ブロックとのリンクもペダルアーム側に固定します。
ペダルアームの下部にボルトを通して絞めた後、ペダルリターンスプリングを取り付けます。
この時も、リングを引っ掛ける際、リングの切れている方向に気をつけます。


ペダルの取り付け
ペダルアームにペダルを取り付けます。
画像右側がブレーキペダル、左側がアクセルペダルを取り付け完了したものです。
ブレーキとアクセルでは、スペーサーの枚数と挟み方が違うので注意しましょう。


ペダルアームをフレームに取り付け
アクセルとブレーキのアームを最初に抵抗器を取り付けたフレームと残り2本のフレームで挟み込んで組み立てたます。
ペダルアームに取り付けてあるアルミパイプにワッシャーを取り付けます。
アルミパイプの右と左では違うので解説書を確認しながら組み付けます。
ワッシャーを取り付けた後、アルミパイプをフレームの穴に差し込みます。
画像は、ペダルアームをフレームの穴に差し込んで完了したところです。
フレームをボルトで固定していないのですぐ外れてしまうので注意します。
ペダルアームとフレームを組み付けた後、フレーム前後の上部の穴にボルトを通してナットで締め付けます。
フレームに底板を取り付けてボルトで固定します。これで、かなり形になってきました。




ペダルストッパー取り付け
アクセルべダル、ブレーキペダルの前後ストッパーを組み立てて、フレームに取り付けます。
スプリングに長めのボルトを通します。ブロックの穴にボルトを通して先端を袋ナットで止めます。
組み立てたストッパーはアクセルアームとブレーキアームの前後にボルトで固定して取り付けます。
アクセルアームとブレーキアームに取り付けたリターンスプリングのフック部分をスプリング取り付けパーツの穴に引っ掛けます。
フックはパーツの穴の下側から通して引っ掛けます。
アクセルとブレーキのリンク用ブロックの穴に抵抗器の軸を入れ軽く絞めます。
このとき抵抗器を中から指で押さえながらブロックを装着します。抵抗器を押さえないと外れてしまうことがあるので注意しましょう。
リンク用ブロックに取り付けたスプリングを引っ張りスプリング取り付けパーツにスプリングのフック部分を引っ掛けてテンションを掛けます。
画像では、スプリング取り付けパーツを下のアルミパイプに取り付けましたが、スプリングテンションが弱い場合は、上側のパイプに取り付けます。
アクセル、ブレーキ両方取り付け完了した画像です。



アクセル&ブレーキ踏力調整用ロッド組み立て
アクセルとブレーキの踏力を調整するロッドを組み立てます。
上はブレーキ、下はアクセルのロッドを組み立てたところです。
アクセルは、ナットでスプリングを縮めことにより踏力を調整することができます。
ブレーキは、付属する2種類(硬い、柔らかい)のラバーにより踏力が決まります。
アクセルの踏力調整用ロッドをペダルアームに結合しボルトで固定します。
ブレーキ側も同じようにボルトで結合します。



プレート取り付け&完成
足を置くプレートを本体に取り付けます。
後ろ側にカバーを取り付けて、完成です。
調整する際には、足置きプレートと後ろのカバーは外しておきます。



2.調整

アクセル&ブレーキ踏力調整
ブレーキ踏力を調整するためにラバーが2種類用意されています。
右は、硬め、左は、柔らかめです。普通は好みに応じてどちらかを選択します。
左の画像はブレーキのロッドにラバーを組み付けたものです。また、好みによっては2種類のラバーを同時に使用することも可能です。
ブレーキ踏力がラバーの反発力で感じれるようにスプリングをダイヤル状のネジを締め込んで調整します。締め込み方が甘いと、スプリングだけの反発力だけになり、ブレーキがスカスカ状態になります。
締め込み具合は足でペダルを踏みながら調整して行きます。
このペダル踏力の調整は、ペダル角度調整後に調整する方が楽です。
最後に緩み止めにダブルナットで固定し緩みを防止します。
アクセルの踏力はスプリング反発力で決まります。ナットを締めこんで行くとアクセルは重くなります。これも、ブレーキと同じく、ペダル角度調整後に、ペダルを足で踏みながら踏力を調整します。
最後は、ダブルナットで緩み防止します。


ペダル角度調整
ペダル後ろ側のペダルストッパーのボルトによりペダルを踏み始める時の角度を調整します。
ボルトを右にねじ込むとペダルが後ろに倒れて行きます。
ペダル後ろ側のストッパーはペダルの角度以外にも抵抗器が反応し始める位置を調整する場合にも使用します。
ペダルの角度を決めた後、GT Force Proのプロパティを見ながら抵抗器の軸を回してプロパティのインジケーターが反応し始める位置を見つけ出します。
後で、ペダル前側のペダルストッパーのボルトで調整するので、ここではある程度の位置決めに留めます。
位置を決めたら固定ブロックを軸に締め付けます。
左の画像は、ペダルが反応し始める時のプロパティです。
調整はペダル後ろ側のペダルストッパーのボルトにより調整します。インジケーターの針が一番左側になるように調整します。
アクセル、ブレーキ共に抵抗器の反応し始める位置を決めます。
ペダル手前側のストッパーはフル・スロットル、フル・ブレーキング時の抵抗器の反応限界位置を決めます。
ペダルを手でフル・ブレーキングまたはフル・アクセル状態にしてペダル手前側のストッパー締めたり、緩めたりし下のプロパティを見ながらインジケータが振り切れる寸前になるよう調整します。
左の画像は、フル・ブレーキング時のプロパティです。アクセル側も同じように調整します。


FREX GP ペダルの固定
左の画像は、自作コックピットにFREX GP ペダルを固定した状態です。スリップ防止シートを使って傷がつかないようにしました。


ピロボールのネジが折れた、でも、TAMITAのミニ四駆のパーツが使える(2007/02/25)

アクセルペダルのボリュームに取り付けていたピロボールのネジが折れてしまいました。原因はアクセルストロークを不要に奥まで踏めるようにしていたため無理な力がネジにかかっていたようでした。
早速、FREXさんにパーツ購入依頼のメールを昨日の土曜午後7時ごろ送ったところ、なんと、その夜の10時にメールが届き、送料がもったいないので、TAMIYAのミニ四駆のパーツが同一仕様なので購入できますかとメールが返ってきました。本日、速攻で模型屋に行って購入してきました。
返事は月曜日かなと思っていたにの、FREXさんの速やかな対応に感謝です。

下の画像はピロボールが折れネジがブロックの中に入ったままです。


ピロボールも4mm、5mm。7mmとあるようで、FREX GP Pedal kit は5mmの仕様とのことです。TAMIYAのピロボールの材質は真鍮とアルミがあり10個セットで販売されています。
ピロボール、アジャスタ、板レンチの入ったセット品が販売されていてたので、そちらを購入してみました。
TAMIYA ミニ四駆パーツ 板レンチの入っているのでこれを購入しました

上記のパーツは、TAMIYAのオンラインショップでも購入できます。
http://tamiyashop.jp/shop/product_info.php?products_id=53191&osCsid=9ed63b06f45f0439a8670409d7bb5148

左がTAMIYAのピロボール、右は今回折れたピロボールです

ブロックの中に残ったネジは、取れなかったので、クラッチペダルの付属で付いてきたブロックを使用し、完全復活しました。



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